
中国の電気自動車(EV)大手であるBYDの今年第4四半期の純利益が大幅に減少し、国内市場の減速の影響を大きく受けたことが明らかになった。
29日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)によると、BYDの第4四半期の純利益は約40億9,000万元(約960億円)で前年同期比55%減少したという。
同期間の売上高は1,502億元(約3兆5,300億円)で11.8%減少した。
売上高は2024年第1四半期以降で最低水準となり、純利益も2023年第4四半期以来の低水準となった。背景には中国国内のEV市場の成長鈍化があるとみられている。
一方、海外市場の拡大は業績の下支えとなった。BYDは3月の1か月間で12万台以上を輸出し、月間10万台以上の輸出を5カ月連続で維持した。第4四半期の販売に占める輸出比率は約46%で前年通年の23%から約2倍に拡大した。
業界では、中国のEVメーカーが国内市場での激しい価格競争により収益性が悪化する一方、海外では相対的に高価格で販売できるため、収益改善につながっていると分析されている。
こうした中、BYDは今年の海外販売目標を従来の130万台から150万台へ引き上げ、欧州市場の開拓を強化する方針も示した。
また、中東情勢の緊張に伴うエネルギー価格の上昇がEV需要の拡大要因となる可能性があるとの見方も出ている。
米投資銀行のモルガン・スタンレーは最近の報告で、中国国内のEV販売の伸び率見通しを従来の7%から小幅に引き下げる一方、輸出増加率は38%から88%へ大幅に引き上げた。













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