
痩せたのに、鏡に映る顔が以前より疲れて見えたり、老け込んだように感じたりする人がいる。特に短期間で急激に体重を落とした後、頬がこけたり、ほうれい線が目立ったりして、「無理にダイエットしなければよかった」と後悔する声も少なくない。最近は肥満治療薬や短期減量ブームも重なり、「ダイエット老化」への関心も高まっている。
専門家は、急激な減量が顔の脂肪や肌のハリに影響を与える可能性があると指摘する。特に短期間で大幅に体重が減るほど、顔の変化が先に目立ちやすいという。
顔が先に老けて見える理由…脂肪とハリが同時に失われる
ダイエットをすると全身の脂肪が減るが、顔は変化が特に目につきやすい部位だ。頬やこめかみ、目の下の脂肪が減るとフェイスラインはシャープになる一方、頬のこけやシワが強調されることがある。特に肌の弾力が低下し始める30〜40代以降では、同じくらい痩せてもたるみが目立ちやすい傾向がある。
急激に体重を落とすと、肌が変化に適応する時間を十分に確保できない点も問題だ。顔の脂肪が減った部分では皮膚がたるみやすくなり、ほうれい線やフェイスラインのたるみ、目の下のくぼみがさらに目立つ可能性がある。最近では海外でも、肥満治療薬の使用後に顔が急激にやつれて見える現象について、「オゼンピック・フェイス(Ozempic face)」という言葉まで登場するほど関心が高まっている。
タンパク質不足で肌にも影響…筋肉減少も老け見え要因に
ダイエット中に無理な食事制限をすると、タンパク質まで不足しやすくなる。タンパク質は筋肉だけでなく、肌の構造維持にも欠かせない栄養素だ。不足すると筋肉量の減少が加速し、肌の弾力回復も遅れやすくなる。実際、極端な低カロリー食を長期間続けるほど、やつれて見えたり、肌がカサついて見えたりするという声が多い理由の一つでもある。
特にタンパク質不足になると、顔の脂肪だけでなく顔の筋肉量まで減少する可能性がある。この場合、肌を支える力そのものが弱まり、疲れて老けた印象につながりやすい。専門家は、減量中でも魚、卵、豆腐、豆類、ギリシャヨーグルトなどタンパク質を多く含む食品を十分に摂取し、ビタミンC、オメガ3、亜鉛などの栄養素も一緒に補うことが効果的だとアドバイスしている。
「食べないダイエット」より重要なのはペース管理と筋トレ
顔の老化を抑えるには、短期間で急激に痩せるより、ゆるやかに体重を落とすほうが有利だ。体重がゆっくり減るほど、肌が変化に適応する時間を確保できるためだ。専門家は一般的に、1カ月に2〜3kg程度の比較的緩やかな減量ペースを推奨している。
筋力トレーニングを並行することも重要だ。有酸素運動ばかり繰り返すと、体重は減っても筋肉量の低下が大きくなる可能性がある。筋肉量が減れば、全身のハリも低下しやすい。さらに睡眠不足や水分不足まで重なると、肌はより乾燥し、くすんで見えることがある。結局、ダイエットで大切なのは単に数字を減らすことではない。「どうすれば老けて見えずに痩せられるか」まで考えることが重要だ。














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