
カタール北部にある世界最大の液化天然ガス(LNG)生産拠点、ラス・ラファンで爆発が発生し、54人が負傷、18人が行方不明となった。
22日(現地時間)、AFP通信によると、カタール内務省は前日の21日夜、ラス・ラファンで「技術的事故」による爆発が起きたと発表した。公共の安全を脅かす状況ではないとしている。内務省は事故を「内部爆発」と位置付け、技術的な誤作動が原因だと説明している。
カタールの国営エネルギー企業カタールエナジーも、バルザン・ガス供給施設で稼働準備作業中に爆発と火災が発生したと明らかにした。AFP通信は、ラス・ラファンから約20キロ離れた地点でも、夜空を照らす炎と立ち上る煙柱を目撃したと伝えた。
カタールは、ホルムズ海峡の封鎖解除後、LNG生産の再開に向けた準備を進めていたという。2か月以内に、ラス・ラファン・ガス田のLNG生産量を80%まで回復させる目標を掲げていた。
ラス・ラファンは、世界最大規模のLNGハブである。団地内のバルザン・ガス施設は、1日当たり14億立方フィートの処理能力を備えている。14の生産ラインを通じ、年間計7,700万トンを生産することが可能だ。
カタールは同地で生産したガスを、国内の発電に加え、アラビア半島の砂漠地帯に位置する主要な海水淡水化施設の稼働にも充ててきた。エタン、コンデンセート、液化石油ガス(LPG)、硫黄などの輸出向け副産物も生産している。同団地の権益の大半はカタールが保有し、米国のエネルギー企業エクソンモービルも一部の権益を保有している。
同拠点は、イランによるドローン攻撃を受け、3月2日からガス生産が停止していた。当時、LNG生産設備2基とガス液化施設1基が損傷し、カタールのLNG輸出能力は17%低下した。欧州の天然ガス先物価格は、被害の情報が伝わった直後、50%近く急騰したという。














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