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なぜプロはタイヤ交換で「色付きマーク」を必ず気にするのか? その理由に驚いた

山田雅彦 アクセス  

引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ
引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ

新しく交換したタイヤのサイドウォールをよく見ると、黄色い丸と赤い丸が印刷されているのに気づくことがある。一見、意味のない製造時のマークのように思えるが、実はそれぞれ明確な役割がある。ホイールへの組み付け時に振動やハンドルのブレを軽減するための基準点として実際に活用される。

黄色は軽点マーク、タイヤで最も軽い部分を示す

黄色い丸は「軽点マーク」と呼ばれ、タイヤで最も軽い部分を示している。タイヤは丸い形をしているのに、なぜ重さに差が生じるのか不思議に思う方もいるだろう。タイヤは多数の素材を組み合わせて製造されているため、いかに精密に作っても100%均一に仕上げることは難しい。部位ごとに素材の配合に差が生じ、外径にも微細なばらつきが現れる。

引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ
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また、タイヤは高速で回転するため、この微妙な重量差が遠心力と相まって、振動やハンドルのブレを引き起こす可能性がある。ここで軽点マークが役割を果たす。ホイールにも重い部分と軽い部分があり、エアバルブが取り付けられている位置がホイールで最も重い部位とされる。

したがって、タイヤを組み付ける際にはこのエアバルブの位置とタイヤの軽点を合わせることで、タイヤとホイールの重量バランスを相互に補い、全体のバランスを均等に近づけることができる。なお、軽点マークはあくまで「静止状態」での基準であるため、組み付け後には「ホイールバランサー」で精密に測定・調整する作業が別途必要となる。

引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ
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赤色はユニフォミティマーク、外径が最も大きい部分を示す

赤い丸は「ユニフォミティマーク」で、タイヤの外径が最も大きくなる部分を示したものだ。タイヤは重量と同様、外径も完全な真円ではなく微細なばらつきがあり、直径が大きい部分と小さい部分が存在する。ホイールも位置によって外径に差があり、外径が最も小さい部分には「ローポイントマーク」と呼ばれる白や青のマークが付いている場合がある。タイヤを組み付ける際には、タイヤの外径が最も大きい地点(赤いマーク)とホイールの外径が最も小さい地点(ローポイントマーク)を合わせることで、全体の形をできるだけ真円に近づけることができる。

黄色と赤色のマークを同時に合わせることはできない

重量バランスの基準となる黄色いマークと外径のバランスを整える赤いマーク、この二つを同時に合わせることは基本的にできない。どちらを優先するかは作業者や整備工場の方針によって異なる。たとえばユニフォミティマークを基準に外径のバランスを優先する場合、重量の不均衡はバランスウェイト(おもり)をホイールに取り付けることで補正できる。どちらか一方に合わせるのではなく、両方のマークの中間点で折り合いをつける方法もある。

引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ
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正確な組み付け方法が気になる場合は、タイヤ専門店やディーラーに問い合わせるのが確実だ。また、タイヤとホイールの組み付けには専用の「タイヤチェンジャー」が必要なため、この作業はタイヤ専門店やカーディーラー、ガソリンスタンドなどで行われる。手作業で行う「手組み」が不可能というわけではないが、相当な力と道具が必要であり、専門家に任せるのが最も確実だ。

黄色いマークと赤いマークはタイヤが新しい間ははっきりと見えるが、使用するうちに自然に消えてしまうことが多い。また、すべてのタイヤにこのマークが付いているわけではなく、ミシュランなどヨーロッパ系のタイヤメーカーではマークを付けない場合がある(タイヤの均一性を確保できていればマーク不要という考え方による)。見た目が気になる場合はパーツクリーナーや細かいサンドペーパーで除去することもできる。タイヤとホイールは単純な円形部品に見えるが、重量と外径の両面で綿密なバランスを取りながら組み付けられている——こうした仕組みを知っておくことは、自動車の基礎知識として役立つはずだ。

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