中国のフォアグラ生産量が1年で30%急増
火鍋や炒飯まで…低価格で大衆化
輸出比率は5%未満…高い検疫障壁
動物虐待論争の中心に立つフォアグラ産業の主導権がフランスから中国に移る可能性が高まったとの主張が出てきた。フォアグラはガチョウやアヒルの肝臓で作られた食材で、長年フランスの美食文化の象徴とされてきた。

中国のフォアグラ生産量が近年急速に増加し、今年フランスを抜いて世界1位の生産国になる可能性があると聯合ニュースがロイターを引用して21日に伝えた。
ロイターは業界アナリストの推計を引用し、昨年の中国のフォアグラ生産量が約1万4,000トンを記録し、前年比30%増加したと報じた。これは約2,000トンだった10年前と比較すると約7倍の規模となる。
かつて中国ではフォアグラが高級料理と見なされていたが、最近では炒飯や火鍋などにも使われ、大衆化している。中国のレストランではフォアグラ1切れが30〜70元(約713円~約1,663円)で販売されており、フランスのレストランの1人前の価格である15〜40ユーロ(約2,764円~約7,370円)よりもはるかに安い。
一方、世界最大の生産国であるフランスの昨年の生産量は前年比3%減の1万5,044トンだった。ロイターによると、フランスと中国のフォアグラ生産量は世界の生産量の80%以上を占めているという。
政府支援で急成長も、輸出はわずか5%未満
中国の生産拡大には政府の補助金も影響していると分析されている。中国のフォアグラ生産企業である昌浩生物技術の関係者によると、政府の支援金は会社のインフラ投資とワクチン費用の半分以上を負担しているという。
昌浩生物技術の関係者は、中国産ガチョウの肝臓のサイズが大きくなっている点も生産量増加の主要な要因だと述べた。この会社が生産するガチョウの肝臓は重さが最低1kgに達するのに対し、フランスで一般的なアヒルの肝臓は500〜550g程度であり、ガチョウの肝臓も大体750g以下だとロイターは伝えた。
世界市場の需要増加と高い収益性に支えられ、中国の企業はアラブ首長国連邦(UAE)ドバイや東南アジア、日本、韓国などの輸出市場開拓に力を入れている。
ただし、現在中国のフォアグラ輸出は全体生産量の5%にも達していない。中国の税関がワクチン接種後、家禽の体内に約300種類の化学物質が残っていないことを証明するよう要求するなど、厳しい検疫基準を適用しているためだ。
業界関係者は、一部の中国産フォアグラが税関規制を逃れるために深圳と香港を経由して他の商品に偽装されたり、他の貨物に混ぜられた形で海外に密輸されていると伝えた。その規模は月最大10トンに達するとされる。中国農業農村部と税関当局は密輸に関するコメントの要請に応じなかったとロイターは付け加えた。
一方、フォアグラは生産過程の残酷性から代表的な動物虐待の事例として指摘されてきた。一部の企業はフォアグラのサイズを大きくし、より脂肪を多くするためにガチョウやアヒルの食道に管を挿入して穀物飼料を強制的に注入する方法で生産している。














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