「テレビを持って地下鉄に乗っただけなのに」男性に科された意外すぎる罰金

フランス・パリで、テレビを持って地下鉄に乗った男性が2万7,000円を超える過料を科されたことが分かった。
28日(現地時間)、日刊紙ル・パリジャンによると、マチューさんは同日午後、箱に入った薄型テレビを地下鉄で運んでいたところ、乗り換え通路でパリ交通公団(RATP)の職員に制止された。
RATPの職員は、マチューさんが「危険またはほかの乗客の迷惑になる物」を所持していたとして、150ユーロ(約2万7,600円)の罰金を科したという。
マチューさんと友人は、そもそもテレビを持って地下鉄に乗った際、切符売り場の職員から制止されなかったとして、現場での支払いを拒否した。すると罰金は200ユーロ(約3万6,800円)に増額された。
その後、2人は結局、駅の外に出され、車を呼ばざるを得なかった。マチューさんは「職員に『規則を知らなかったという言い訳はできない』と言われた」と主張した。
続けて、「パリ市民に公共交通機関の利用を勧めていることを考えると、かなり皮肉な状況だ。もちろん大きなテレビではあるが、映画館のスクリーンではない」と吐露した。
マチューさんが持っていたテレビの箱は、長さ150センチ、幅90センチ、厚さ15センチだったという。
RATPのホームページの規定には、「1人で持てる小包、バッグ、手荷物は、ほかの乗客やその移動を妨げない限り」認められると明記されている。
一方で、「性質、数量、または包装が不十分であることにより、危険となる可能性がある、または乗客の妨げや迷惑になる可能性がある物、小包、バッグ、手荷物の携帯および運搬」を禁止するとし、家具や家電製品、大型スーツケースなどを例に挙げている。
RATPは「車内の危険物や迷惑物品」には「危険物だけでなく、大きな物品もすべて該当する」と強調した。さらに、「すべての駅に、正しい利用ルールを案内するポスターが掲示されている」と付け加えた。
マチューさんは、過料の処分に異議を申し立てる方針だという。
一方、昨年5月には、ある女性が高さ130センチの植物を持って地下鉄に乗り、150ユーロの罰金を科されたこともあった。
当時、この女性は「地下鉄では、植物よりはるかに大きな物を持っている人も大勢見た。一度は洗濯機を持っている人まで見た」として罰金に対して異議を申し立て、150ユーロの返金を受けた。
仏紙ル・パリジャンによると、フランス国鉄(SNCF)と同様に、RATPの職員も、自身が発行した罰金を現場で納付させた場合、10%を受け取る仕組みになっているという。













コメント0