米軍関係者「イスラム革命防衛隊がミサイル発射」 1隻はカタールのLNG運搬船…人命被害なし イランメディア「警告を無視して航行」と主張

イラン・イスラム革命防衛隊(IRGC)が7日未明(現地時間)、ホルムズ海峡近くで商船2隻に向けてミサイルを発射したと報じられた。米国とイランは終戦に向けた了解覚書(MOU)の解釈を巡る対立で軍事衝突に発展した後、攻撃停止で合意してから約1週間が経過しており、今回の攻撃が今後の終戦協議に影響を及ぼす可能性もある。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は7日(現地時間)米政府高官の話として、IRGCによる商船への攻撃を報じた。攻撃を受けた船舶の1隻はカタールの液化天然ガス(LNG)輸送会社ナキラットが保有・運航するLNG運搬船アル・レカヤットとみられる。船舶は機関室左舷上部にミサイルが命中し、火災と煙が発生したものの乗組員は全員無事だったという。もう1隻も大きな被害を受けたが人的被害は確認されていない。
これに先立ち、英国海上貿易機関(UKMTO)はオマーン・リマの東約14.8キロの海域で、タンカーが未確認の飛翔体の攻撃を受けて火災が発生したとの通報を受けたと発表していた。
今回の攻撃は、死去したイランの前最高指導者アリー・ハメネイ師の葬儀が行われている最中に発生した。WSJが入手した音声記録によると、IRGCは先週末から商船に対し無線で「ミサイルとドローンの発射準備が整っている」と繰り返し警告していたという。
イラン側は今回の攻撃主体について見解を示していない。一方、イラン準官営メディアのファルス通信は関係者の話として、アル・レカヤット号が米海軍の支援を受けながらオマーン沖経由でホルムズ海峡を航行しようとしたため、IRGCが複数回警告したものの従わなかったことから攻撃に至ったと報じた。
米国とイランはMOU締結後の詳細協議を進めているが、今回の攻撃は協議の行方に影響を与える可能性がある。最近ではホルムズ海峡の1日当たりの通航船舶数が30~60隻程度まで回復していたが、攻撃の再発はタンカー航行にも悪影響を及ぼす恐れがある。















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