
米国が次世代ステルス戦略爆撃機「B-21・レイダー」の初の実戦基地を完成させるために約20億ドル(約3,236億7,000万円)を投入している。初の運用機は2027年にサウスダコタ州のエルズワース空軍基地に配備される予定だ。現在「B-1B・ランサー」が出撃するこの基地は今後、米国の核と従来型の長距離攻撃を担う次世代拠点に変わる。
米空軍によると、米国のトロイ・メインク空軍長官は6月30日から7月1日までエルズワース基地を訪れ、B-21の受け入れ準備状況を点検したという。米空軍は同基地をB-21の初の運用拠点に指定するとともに、操縦士や整備員の養成を担う正式な訓練拠点として選定した。
エルズワース基地ではB-1Bの運用を続けながら、B-21の専用施設を同時に建設している。米空軍は最近初めて、ステルス性能の回復施設と洗浄・一般整備用格納庫の引き渡しを受けた。2つの施設には、それぞれ1億6,100万ドル(約260億5,100万円)と8,100万ドル(約131億620万円)がかかった。

ステルス性能の回復施設はB-21表面のレーダー吸収材を点検し復元する空間だ。洗浄・一般整備用格納庫も機体を室内で管理するように設計された。悪天候の影響を減らし、整備時間を短縮して爆撃機の稼働率を高める目的がある。
米空軍は建物の引き渡し直後にコンピュータとセキュリティ機器、各種運用設備の設置を開始した。メインク長官は専用施設の確保がB-21を大規模に実戦配備するための段階だと強調した。エルズワース基地は今後格納庫や訓練施設、武装支援施設などを順次拡充する。
B-21は現在、飛行試験と低率初期生産を進めている。米空軍は2025年に予定されていた航空機を受け取っており、2027年にはエルズワース基地に初の運用機を配備する計画を維持している。米軍は最低100機を確保し、B-1BとB-2を段階的に代替する計画だ。

エルズワース基地の第28爆撃航空団は現在、B-1Bを運用している。B-1Bは核兵器任務から外れた従来型の爆撃機だが、長距離の巡航ミサイルと精密誘導兵器を大量搭載できる。同基地はB-1Bの戦力を維持しながらB-21への世代交代を準備している。
B-21はステルス性能を基盤に強力な防空網を突破し、核兵器と従来型の兵器を運用できるように開発された。米空軍は長距離攻撃とネットワーク基盤の作戦能力を結合し、中国とロシアの核心標的を脅かす構想だ。米軍はエルズワース基地を皮切りにテキサス州のダイエス空軍基地とミズーリ州のホワイトマン空軍基地にもB-21を配備する計画だ。初の基地が予定通り完成すれば、操縦士の訓練と整備システムの構築、後続基地の転換も加速できる。
エルズワース基地に投入される20億ドル(約3,235億4,900万円)は、単に格納庫数棟を建設するための費用ではない。これはB-1Bを中心にした従来の爆撃戦力から、B-21を中核にするステルス爆撃戦力への移行を象徴する第一歩と位置付けられる。














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