
過去16年で15年にわたり米国の自動車販売で首位を守ってきたフォード・F-150が、2026年上半期、ホンダの主力SUV、CR-Vに首位を譲った。トヨタ・RAV4も生産の遅れで販売が大幅に減少し、結果的にCR-Vがその恩恵を受けた形だ。ただし、競合他社の状況が下半期に改善する可能性があり、順位がそのまま固まるかどうかはまだ不透明だ。
F-150、長年の王座をCR-Vに明け渡す
Automotive Newsの報道によると、CR-Vは2026年上半期に22万6,114台が販売され、20万9,311台にとどまったF-150を約2万台差で上回ったという。RAV4は15万3,955台で、2モデルとの差がさらに大きかった。F-150は過去16年のうち15年間、米国全体の車両販売1位を守ってきた圧倒的な強者であり、その座を唯一脅かしたモデルがRAV4だったことから、今回の順位変動は注目される。

RAV4とF-150が同時不振、供給の遅れが響く
CR-Vの躍進は、ホンダ自身の競争力だけでなく、競合モデルの生産の遅れからもかなりの部分が生じている。トヨタは全面刷新した2026年モデルのRAV4を生産する過程で、複雑な工場の切り替え作業による生産の遅れを経験し、そのため在庫が減少し、上半期の販売が前年比で36%急減した。フォードも2025年後半に主要なアルミニウムサプライヤーで発生した火災により、F-150の生産に数か月間打撃を受けた。当該のサプライヤーはその後稼働を再開したが、フォードは上半期を通じて限られた在庫状況の管理に苦心した。

CR-V、ハイブリッドとリース戦略で販売を伸ばす
ホンダはこの機会を逃さなかったとの評価だ。CR-Vは現在市場で屈指のハイブリッドクロスオーバーとして位置づけられ、今年の販売の56%がハイブリッドモデルから出ている。リース顧客管理にも力を入れ、再契約リース顧客の約4分の3を維持し、リース比率も24%まで引き上げた。その結果、CR-Vの販売は5月に19%、6月には30%急増した。ディーラーは在庫が約15日分まで減少するほど需要が強いと伝えており、ホンダはCR-Vの生産ラインをフル稼働させている。

トヨタが新型RAV4の生産量を引き上げており、フォードも下半期にF-150の生産正常化を期待しているため、CR-Vがこの地位を維持できるかどうかは不明だ。上半期の順位逆転がサプライチェーンの問題による一時的な現象だったのか、あるいはハイブリッド需要を前面に出した構造的変化の始まりだったのかは、下半期の販売動向を見守る必要がある。













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