「プーチン氏に最も厳しかった男が消えた」トランプ側近グラム氏急死、米露政策に波紋

米国のドナルド・トランプ大統領の最側近であり、ロシアに対して強硬姿勢を貫いていた米共和党のリンゼー・グラム上院議員(サウスカロライナ)が突然死去し、ウクライナが最大の同盟者を失ったとの分析が出ている。米民主党との交渉力も持っていた彼の不在により、トランプ大統領の高官人事や主要政策法案の可決に支障が出るとの見方も示されている。
12日(現地時間)の米政界によると、11日に71歳で死去したグラム議員はロシアのウラジーミル・プーチン大統領の対外政策を抑制すべきだとの立場を貫いていたという。彼はトランプ大統領にトマホーク・ミサイルをウクライナに支援するよう促し、ロシア産原油を輸入する国にまで制裁を加える超強硬案に主導的に参加していた。
グラム議員はロシアの侵攻以降10回もウクライナを訪問し、死去直前の10日にも首都キーウでウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会い、支援の意向を示していた。CNNは「グラム議員の死去により、ウクライナはワシントンD.C.で最も熱心な支持者の一人を失った」と論評した。
グラム議員の後任については、地元サウスカロライナ州の知事が暫定的な上院議員を指名することができ、新たな上院議員は11月の中間選挙で選出される見通しだ。サウスカロライナは伝統的に米共和党が強い地域であるため、この地域の議席を維持するのに困難はないと見込まれる。しかし、後任が誰になるにせよ、米議会で卓越した交渉力を発揮していた彼の空白は相当なものになるとの分析が多い。
特にグラム議員が所属する米上院司法委員会は今週、トランプ大統領が指名したトッド・ブランチ司法長官候補の承認審議が予定されているが、グラム議員の不在の中で米民主党の強い反対が予想され、処理が難しくなるとの見通しが示されている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は「国防費の支出や外交政策などの問題で、グラム議員が担っていた交渉者の役割を代替する人物を見つけるのは不可能だという反応があった」と指摘した。
トランプ大統領は「(グラム議員の死は)本当に大きな損失だ」とし、全国で弔旗掲揚を命じた。グラム議員の死因は動脈硬化による大動脈破裂だと米メディアは伝えた。















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