「どうせトランプは引き下がる」…イラン空爆停止を予測した“TACO指数”の正体

米国のドナルド・トランプ大統領がイランに対する大規模空爆を予告した後、突然作戦を中断し、「トランプはいつも尻込みして退く(Trump Always Chickens Out)」という意味の「タコ(TACO)」が再び注目を集めている。米国で地政学リスクを専門に扱うコンサルティング会社は、空爆停止の時期を予測する、いわゆる「TACO指数」を考案した。実際にトランプ大統領が予測期間内に空爆を停止したことから、注目を集めている。
22日(現地時間)のMarketWatchによると、米国の地政学投資コンサルティング会社シグナム・グローバル・アドバイザーズ(Signum Global Advisors)は、トランプ大統領が金融市場の動きに敏感に反応するという点に着目し「TACO指数」を開発したという。ブレント原油の価格と米国債10年金利、ホルムズ海峡の船舶通航量、S&P500種指数など4つの変数を活用してトランプ大統領の政策転換時期を予測するモデルだ。
シグナムは、過去にトランプ大統領が政策を変えた時期と当時の市場状況を分析した結果、今回も22日から30日の間に政策を転換する可能性が高いと予測した。特に26日を最も有力な時期として挙げた。
予測は実際の状況とも一致した。米軍は23日まで13日連続でイランに対する夜間空爆を続けていたが、中東を管轄する米中央軍は24日から対イラン空爆を中断した。トランプ大統領も24日の閣議で、追加の空爆を承認しなかったと伝えられている。
ニューヨーク・タイムズ(NYT)は26日、イランが報復対象としてきた湾岸地域の米軍基地が、迎撃ミサイル不足により防空態勢が脆弱な状態にあるという軍の報告が、空爆中止の決定に影響を与えたと報じた。現在のような限定的な空爆だけで、イランを屈服させることは困難だとの軍首脳部の判断も、決定を後押ししたとみられている。
米メディアのアクシオスも、米中央軍のブラッド・クーパー司令官が、ホルムズ海峡周辺での爆撃作戦は効果の限界に達したとして、空爆の停止を進言したと報じた。クーパー司令官は、2週間にわたる空爆でイランの船舶攻撃能力は大幅に低下したものの、攻撃対象に指定された標的の大半はすでに攻撃し尽くしたと評価した。さらに、大規模な軍事作戦を再開しない限り、従来と同様の爆撃を続けても意味がないと報告したとされる。















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