8年越しで覆った脱税疑惑
滞在日数の立証に失敗
シャキーラ、長文声明で胸中語る

「ラテンポップの女王」として知られるコロンビア出身の世界的歌手シャキーラが、スペインで争われていた脱税疑惑裁判で無罪判決を受け、世界中のファンから祝福の声が寄せられている。米メディア・Varietyが18日に報じたところによると、スペイン高等裁判所は、シャキーラに対して起訴されていた脱税容疑について無罪を言い渡した。
裁判所は、スペイン税務当局に対し、利息を含む約6,000万ユーロ(約110億9,000万円)の返還も命じた。今回の判決は、2011年分の納税をめぐり、シャキーラ側とスペイン政府が約8年にわたって争ってきた裁判の末に下されたものとなった。
判決直後、シャキーラは長文の声明を発表し、これまで抱えてきた思いを明かした。シャキーラは「8年以上にわたり世間の標的にされ、名誉を傷つけようとする組織的な攻撃に耐え続けてきた」と振り返り、「ようやく裁判所が事実を正してくれた」とコメントした。

さらにシャキーラは、「そもそも脱税の事実そのものがなく、政府側もそれを立証できなかった」と主張し、「長い間、有罪であるかのように扱われ、裁判の過程も歪められたうえ、必要以上に大きく報じられてきた」と苦しい胸の内を吐露した。
また、「今回の判決が、自らの潔白を証明するために精神的、経済的な苦痛を抱えている一般の人々にとっても意味のある前例になってほしい」と語り、「この勝利をそうした人たちに捧げたい」と付け加えた。
スペインでは、年間183日以上滞在した場合、納税義務を負う居住者として扱われる。これまで税務当局は、シャキーラが当時、元スペイン代表DFのジェラール・ピケと事実婚関係にあり、スペインを主な生活拠点にしていたと主張してきた。

しかし裁判所は、税務当局側が「シャキーラが2011年にスペインへ183日以上滞在していた」と十分に立証できなかったと判断した。シャキーラ側は、同年のスペイン滞在日数が計163日だったことを示す資料を提出しており、裁判所はその主張を認めた。
ただ、スペイン税務当局は今回の判決を不服として最高裁へ上告する方針を示している。最終判決が確定するまでは、返還手続きを進めない考えも明らかにした。
一方、シャキーラは1991年にアルバム『Magia』でデビューし、その後は世界的な成功を収めた。現在では、ビヨンセやリアーナ、レディー・ガガらと並ぶトップアーティストとして知られており、ラテンポップを世界的ジャンルへ押し上げた代表的存在の1人として高く評価されている。















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