
ドラマ『田園日記』で、次男の嫁として大衆から愛されてきた女優パク・スンチョンが、亡き父への切ない思いと後悔の心情を告白した。
28日に放送されたMBN教養番組『特ダネの世界』では、済州島(チェジュ島)のある寺院を訪れ、永眠した父を偲ぶパク・スンチョンの切ない姿が映し出された。
9年前に父を亡くした彼女は、今も消えない心の重荷を打ち明けながら、こらえていた涙をあふれさせた。パク・スンチョンは、父が初めて倒れた当時の緊迫した状況を思い出した。
彼女は「その日は病院に行く日で、病院の前で父、母、弟と食事をして、お金を入れようとしたが落としてしまったと聞いた。弟が父をおぶって走った。その時はすぐに良くなったが、脳梗塞の始まりだったのかもしれない」と説明し、その後父の健康が徐々に悪化したと伝えた。
何よりパク・スンチョンを今まで苦しめているのは、父の臨終直前に交わした最後の会話だった。
彼女は「私が父を(病院で)最後にお会いした日、『父さん、そんなに辛いならもう行ってください』と言った。その時はそう思っていた。父のプライドが傷つくだろうし、結局それは父が望む人生ではないと思った」と当時の心情を吐露した。

しかし、長い時間が経った今、その一言は胸の深いところに消せない塊として残った。
パク・スンチョンは目を潤ませながら「しかし今考えてみると、私が間違っていたようだ。それは私が自分にしている話だったかもしれない。父ではなく、私が苦しんでいたのだと思う。どれほど自己中心的だったのか。そのせいでつらかった」と胸の内を打ち明けるように呟いた。また「父に言ってしまった言葉が、今でもつらい。父にもっと良くしてあげればよかった」と胸を打った。
親が去ったらすっきりすると思っていた子供の傲慢な錯覚だったと涙を拭う彼女の姿は、見る者の心を打った。悲しみの中でも、彼女は父の霊前で交わした最後の約束を守るために努力している。
パク・スンチョンは「父に約束したことがある。母を大切にしながら、父が愛するヨンジャさんをきれいに、穏やかに父のそばに送るから心配しないでくださいと言った」と述べ、現在済州島にいる母を心を込めて看病している近況を伝えた。
スケジュールが空いている時には故郷を訪れ、母と手をつないで散歩を楽しんでいる彼女は「話をしたり遊んだり、してあげたいことがたくさんある」と親孝行な一面を見せた。
この日、パク・スンチョンはそばにいる母に対しても、これまで胸に秘めていた思いを照れくさそうに伝えた。
彼女は「1男5女を育てるのはとても大変だったろう。どうかもう少しだけ元気でいてほしい。これまで夫には愛していると言っていたのに、母には言ったことがない。私は母と父の娘でとても幸せで、感謝している」と伝え、「父が亡くなった今でも、母が亡くなるというのが想像できない。今のまま健康でいてほしい」という切なる願いを添えた。
一方、今年65歳のパク・スンチョンは、1981年にMBC公開採用タレントとしてテレビドラマの世界に足を踏み入れ、その後も着実な演技人生を歩んできた。
名作『田園日記』の撮影当時を振り返り「(『田園日記』は)教科書のような作品だった」とし、「だから私は秋夕(チュソク)や旧正月(ソルラル)の時に一度も実家に帰ったことがない」と演技に没頭していた過去を回想した。
以前、がん闘病を告白していた彼女の夫は、幸いにも胃がんが完治したと診断され、現在は健康を取り戻している。















コメント0