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2024年12月12日木曜日
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愛煙家・愛酒家必見!口内炎だと思ったら要注意、舌の痛みや潰瘍が続くとき舌がんを疑うべき理由

口内に潰瘍ができた際、特に喫煙や飲酒習慣のある人は、速やかに医療機関での受診が推奨される。単なる口内炎と思われる症状が、がんである可能性も否定できないためだ。ここでは舌がんについて詳しく解説する。

引用=NALINTHIP-shutterstock.com

舌がんは舌に発生する悪性腫瘍で、初期症状が口内炎と酷似しているため、発見・治療の遅れにつながりやすい。主に舌の側縁部に発生し、初期には白斑や紅斑として現れ、その後潰瘍へと進行する。

症状が進行すると、腫瘍が舌の神経周囲に浸潤し、強度の疼痛を引き起こす。食事時に舌や口腔内、咽頭部に痛みを感じ、著しい口臭や舌からの出血を伴うことがある。

舌がんの主なリスク因子として、喫煙、飲酒、栄養の偏り、HPV感染、遺伝的要因が挙げられる。特に喫煙と飲酒の影響が顕著で、男性の発症率が女性より高いのは、これらの習慣との関連が指摘されている。

舌がんは進行・転移が早いため、早期治療が極めて重要となる。生検で確定診断後、CT、MRI、PET-CTなどの画像診断により進行度を評価し、病期を決定する。

引用=Zay Nyi Nyi-shutterstock.com

一般的に治療の基本は外科的切除だが、症例によっては放射線療法を先行させることもある。ただし、治療後に唾液分泌低下、口腔乾燥症、う蝕、摂食障害などの合併症が生じる可能性がある。

切除後は、前腕や大腿部からの遊離皮弁を用いた再建手術により、舌の形態と機能の維持を図る。この際、舌の偏位を防ぐバランスの取れた再建が重要となる。

また、頸部リンパ節転移のリスクが高いため、予防的頸部郭清術が併施されることが多い。

韓国・高麗大学安岩病院耳鼻咽喉科のペク・スングク教授は「舌の疼痛や潰瘍が遷延する場合や、頸部に新たな腫瘤を触知した際は、速やかに専門医を受診し、精査を受けるべきだ」と述べ、「特に喫煙・飲酒習慣のある人は、う蝕や歯周病予防を含めた口腔衛生管理が重要」と強調している。

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