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【科学が解明】人間の寿命は150歳が限界!生命の臨界点を決めるのは“回復力”

梶原圭介 アクセス  

若い時は風邪をひいても100%、転んでも100%回復するなど、身体の回復力は極めて高い。しかし、年齢を重ねるにつれて完全に健康を取り戻す能力は最大95%に留まる。

多くの疑問の中で、たった一つだけ正解を教えてくれるとしたら、ほとんどの人は「自分はいつまで生きられるのか」と問いかけるだろう。この問いに答えるには、まず人間が享受できる最大寿命の問題を解明し、次に寿命を最大限に延ばすためには何をすべきかを考える必要がある。

「人間は何歳まで生きられるのか」という問いに対し、《ネイチャーコミュニケーションズ (Nature Communications)》に発表された研究は、約120年から150年と結論付けている。

最高150歳を超えられない理由を探るため、アメリカ合衆国ニューヨークのロズウェルパーク総合がんセンターの研究者らは、初期成人(16~35歳)、中年(35~65歳)、高齢(65歳以上)の三つの年齢層に分け、血液細胞数と一日の歩数を分析した。研究者らは「この二つの要素は老化の特徴である」と説明している。

研究の結果、年齢とともに回復速度が遅くなり、最終的には限界に達することが明らかとなった。血液細胞数と身体活動の数値が低下すると、年齢が上がるほど身体の回復力は着実に低下し、以前の健康状態へは戻らなかった。

若い時は風邪をひいても100%、転んでも100%の回復力を誇るが、年齢を重ねるにつれて完全に健康を回復する能力は最大95%に留まる。研究者らは「年齢の上昇に伴い、身体が繰り返し困難に直面することで回復力はさらに低下していく」と指摘している。

研究者らは、三つの年齢層すべてにおける回復時間を数十年にわたって測定し、回復力の喪失により身体が最終的に崩壊する時点を特定することに成功した。彼らは、ささいな健康問題から最後に回復する時点が120歳から150歳の間であると発見した。研究者らは「生命の終焉をもたらす臨界点は、生物体固有の生物学的特性であり、人間の寿命の根本的または絶対的な限界を意味する」と述べた。

最大150年まで生きられる可能性はあるものの、その限界に達する人は極めて稀である。慢性疾患、ストレス、喫煙、劣悪な食習慣、環境要因が回復力を持続的に低下させるため、また、汚染、加工食品、絶え間ないストレスが寿命だけでなく健康に生きられる期間も短縮する。

したがって、長生きするためには疾病予防だけでなく回復能力の維持が重要である。休息を取り、回復運動を実施し、有害な習慣を断つことで、たとえその限界を超えることはできなくとも、限界に達するまでの期間を延ばすことが可能となる。

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