
ホンダは2026年に入り、米国市場で合計66万台以上の車両をリコールしたことが明らかになった。エアバッグソフトウェアの誤作動からリアカメラの腐食、シート重量センサーの不具合まで、問題の内容も多岐にわたる。フォードが2026年第1四半期(1〜3月)だけで19件のリコールを実施したことと比べると件数自体は少ないが、ホンダのリコール対象台数が着実に増加している点は注目される。
最大規模はオデッセイ 44万台がエアバッグ誤作動
2026年のホンダのリコールのなかで最大規模となったのは、4月に発表されたオデッセイ約44万台のリコールだ。エアバッグ制御ユニット(SRS ECU)のソフトウェアパラメーターが過敏に設定されており、スピードバンプや路面の凹凸による衝撃を受けた際にエアバッグが突然展開するおそれがあるという。対象は2018〜22年モデルの全車両で、所有者には最寄りのディーラーで修理を受けるよう呼びかけている。

5月には助手席センサーの不具合とリアカメラの腐食をめぐる2件のリコールが相次いだ
5月には2件のリコールが相次いで発表された。1件目は9万8,892台を対象とした助手席シート重量センサーの不具合によるリコールだ。センサーが故障した場合、チャイルドシートに乗った乳幼児や体格の小さい人物が助手席に座っている際に、衝突時にニーエアバッグおよび助手席フロントエアバッグが誤展開するおそれがある。対象はアコード、CR-V、パイロットをはじめとするホンダ・アキュラの多車種にわたる。

2件目は5万9,887台の2024〜25年モデルのプロローグと2024年モデルのアキュラZDXを対象としたリコールで、リアカメラのハウジングが正しく接着されておらず、水分が侵入するおそれがあるというものだ。腐食が進むとリアカメラの映像が不鮮明になったり、まったく作動しなくなる場合がある。

3月にはプロローグとZDXにおいてもソフトウェア不具合によるリコールが実施された
3月には同じ2024年モデルのプロローグとZDX、6万5,135台を対象としたソフトウェア不具合によるリコールが実施された。この不具合には、走行中のメーターパネルやインフォテインメント画面の消灯、後退時のリアカメラ映像の不表示など6項目が含まれる。車を停めて再始動すると一時的に解消されることもあるが、その後再発する事例も報告されている。

2026年のホンダのリコールで最小規模の事例は32台で、2023年モデルのアコード、2024年モデルのHR-V、パイロット、アキュラ・インテグラなどが対象となった。運転席シートクッションフレームのボルト締め付け不良により座席が緩むおそれがあることが原因だった。対象車かどうかはホンダ公式サイト(recalls.honda.com)のVIN入力ツールで確認できる。同サイトでは過去15年間のリコール履歴を照会することも可能だ。













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