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米国防長官「ウクライナ領土放棄」から一転「全ての選択肢」…初歩的ミスとの批判浴びる

佐藤美穂 アクセス  

米国のピート・ヘグセス国防長官がウクライナ戦争の「終戦青写真」を巡って揺れ動きを見せ、混乱を招いたとの批判を浴びている。

14日(現地時間)、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)や政治専門メディアのポリティコなどは、13日にヘグセス長官がベルギー・ブリュッセルでのNATO(北大西洋条約機構)国防相会議後の記者会見で、ウクライナの終戦交渉に関し「全ての選択肢がテーブルに乗っている」と述べたと報道した。これは会議初日の12日に「ウクライナの国境を2014年以前の状態に戻すのは非現実的な目標だと認識すべきだ」とし、欧州とウクライナに「非現実的な目標」の放棄を求めた発言をわずか1日で覆したことになる。

この発言は、ドナルド・トランプ米大統領がロシアのウラジーミル・プーチン大統領、ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領と電話会談し、終戦交渉開始を宣言したことを受け、事実上の「米国発の終戦指針」と受け止められた。欧州では、米国がロシアとの「密室交渉」を進め、ウクライナに譲歩を強要しようとしているのではないかとの批判が高まった。

事態の悪化を受け、ヘグセス長官は火消しに動いた。「プーチン、ゼレンスキー両大統領との対話で何を許容し、何を許容しないかはトランプ大統領の権限内だ」とし、「この場でトランプ大統領の行動や譲歩の有無について言及することは控える」と述べた。

共和党内からも初歩的なミスだとの批判が上がった。上院の軍事委員長のロジャー・ウィッカー議員はポリティコのインタビューで「彼は素晴らしい国防長官になると思うが、今回ブリュッセルで初歩的なミスを犯した」とし、「初会合を前に何に同意するかを明かさないのは常識だ」と指摘した。

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