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宇宙で足止め?NASA宇宙飛行士2人、9ヶ月の滞在後さらに帰還延期…スペースXロケット発射延期で混乱

有馬侑之介 アクセス  

引用:ロイター
引用:ロイター

NASA所属の宇宙飛行士2人が国際宇宙ステーション(ISS)で足止めされてから9ヶ月が経過し、その地球帰還がさらに延期されたことが明らかになった。

14日、読売新聞などの報道によると、13日に米フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍施設から打ち上げが予定されていた「スペースXファルコン9ロケット」の発射が、1時間前に延期されたという。このロケットには、大西卓哉氏をはじめとする4人の宇宙飛行士が搭乗している「スペースXクルードラゴン-10(クルー10)」が搭載されていた。クルー10を載せたファルコン9ロケットは、打ち上げから約10分後に分離し、大西洋上の無人船に垂直着陸する予定だった。その後、クルー10は単独でISSへ向かう計画だった。

もしこの宇宙船がISSに無事ドッキングすれば、9ヶ月間ISSに滞在していたサニータ・ウィリアムズとバリー・ウィルモアが地球に帰還することになっていた。しかし、今回の打ち上げ延期により、彼らの帰還は再度遅れることとなった。

通常、ISSに滞在する宇宙飛行士は搭乗してきた宇宙船をISSにドッキングさせたまま保管し、6ヶ月の任務を終えた後、その宇宙船で帰還する。しかし、ウィリアムズとウィルモアの場合、搭乗していた宇宙船にヘリウム漏れなどの不具合が生じ、地球に戻れない状態となった。

ウィリアムズとウィルモアは今回打ち上げ予定だったスペースXの宇宙船ではなく、ボーイング製のスターライナーでISSに到着していた。しかし、その宇宙船にも不具合が見つかり、有人での帰還が不可能となった。そのため、空の宇宙船が地球に降下し、彼らは「宇宙での生活」を続けることとなった。NASAは昨年9月28日、これに対応するため、スペースX社のクルー9を打ち上げ、定員4名の宇宙船にウィリアムズとウィルモアを乗せて送り出した。もし今回、クルー10が予定通りISSに到着していれば、クルー9で来ている2人とウィリアムズ、ウィルモアは業務を引き継いだ後、15日頃にクルー10で地球に帰還できたはずだった。

NASAとスペースXは15日頃に再度、ファルコン9ロケットとクルー10宇宙船の打ち上げを試みる予定だ。ISSには現在、帰還が遅れている4人に加え、昨年9月11日に打ち上げたロシアのソユーズ宇宙船MS-26に搭乗した3人の宇宙飛行士が滞在しており、合計7人が滞在している。クルー10が到着すれば、ISSの滞在者は一時的に11人に増える。

現在、宇宙にはISSよりやや高い軌道にある中国宇宙ステーション「天宮」に、神舟19号で到着した中国人宇宙飛行士3人が滞在しており、合計で宇宙には10人の宇宙飛行士がいることになる。クルー10の4人が加われば、一時的に宇宙滞在者は14人に増えることになる。

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