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【仮想通貨イベントの裏側】トランプコイン上位参加者の7割以上が即売却、暴落で95億円超の巨額損失も

織田昌大 アクセス  

FT「イベント終了後にコイン売却で大きな利益…価格急落で損失も」

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

ミームコイン「トランプコイン($TRUMP)」の保有量を競うイベントに参加した暗号資産トレーダーの一部が、ドナルド・トランプ米大統領とのディナー参加権を獲得すると同時に、多額の利益を得たことが明らかになった。

英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は17日(現地時間)、一部の参加者がイベント終了直後にトークンを全て売却したとみられる動きが確認されたと報じた。

このイベントは先月23日に始まり、一定期間中に公開ウォレットでトランプコインを最も多く保有していた者に対し、トランプ大統領とのディナー参加権が提供されるという内容だった。

上位25名は、今月22日に米バージニア州の「トランプ・ナショナル・ゴルフクラブ」で開催される「トランプ大統領とのガラディナー」や「独占レセプション」、「VIPツアー」などの特典に招待されることとなった。

イベント開催発表後、コインの価格は一時9.26ドル(約1,343円)から15.33ドル(約2,233円)まで急騰した。

その後、今月12日にディナーの参加者が確定すると、保有トークンを売却する動きが広がり、多くの参加者がコインを外部に移動させたり処分したとされている。

FTの調査によれば、VIPディナーに招待された25のウォレットのうち、16はトランプコインを保有していないことが判明した。

さらに、これらのうち22のウォレットはイベント告知後にコインの購入を始め、大きな利益を得たと推測される。

特に「Woo」というウォレットの所有者は、100万個のコインを購入し、イベント終了直後に処分。260万ドル(約3億7,695万円)の利益を得たと分析されている。

一方で、損失を被ったアカウントも存在する。「SUN」というアカウントは、イベント前からトランプコインを保有していた3つのウォレットの1つであり、コイン80万枚を1枚当たり61.13ドル(約8,860円)という高値で購入していた。しかし現在価格12.96ドル(約1,738円)を基準にすると、同アカウントは約6,600万ドル(約95億7,365万円)にのぼる評価損を抱えている計算になる。

暗号資産業界では、この「SUN」アカウントの持ち主が、仮想通貨企業トロンの創設者であるジャスティン・サン氏ではないかとの見方が広がっている。サン氏はトランプ大統領一族に関連する暗号資産実業「ワールド・リバティ・ファイナンシャル」に7,500万ドル(約108億7,799万円)を投資しており、2023年には米証券取引委員会(SEC)から詐欺容疑で告発され、調査を受けた。

このほかにも、計195名がガラディナーの出席権を得ており、そのうち56名はトランプコインを全て引き出したことが明らかになった。

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