
旅客機に搭乗中、トコジラミに刺されたとして、米国在住の乗客が航空会社2社を相手取り、約20万ドル(約3,132万円)の損害賠償を求める訴訟を起こした。
米紙「ニューヨーク・ポスト」によると、訴えを起こしたのは米バージニア州在住のロムロ・アルバカーキ氏。アルバカーキ氏は今年3月、妻のリサンドラ・ガルシア氏と2人の子どもとともに、デルタ航空の便でロアノークからアトランタへ移動した後、KLMオランダ航空が運航する便に乗り継ぎ、オランダ・アムステルダム経由でセルビアのベオグラードへ向かう予定だった。
アムステルダム行きのKLM便に搭乗してから約2時間後、ガルシア氏は強いかゆみと軽い痛みを感じ始めた。やがて、自身のセーターの上や座席の隙間を虫がはい回っているのを発見し、その様子を写真や動画で撮影して証拠として残したという。
夫妻は直ちに客室乗務員に状況を伝えたが、乗務員側は他の乗客の動揺を懸念し、「声を抑えるように」と求めたとされている。
提出された訴状によると、家族は飛行中に何度も虫に刺され、胴体や手足の各所に赤くかゆみを伴う腫れや発疹、皮膚病変が生じたと主張している。夫妻は「家族旅行は完全に台無しになり、屈辱感や当惑、不安や羞恥心を味わったうえ、医療費や財産的損害も被った」として、デルタ航空とKLMの両社に対し、約20万ドル(約3,132万円)の損害賠償を請求した。
これに対し、デルタ航空は声明で「問題とされている事案は、デルタが実際に運航していない区間に関するものだ」としたうえで、訴状を精査した後に対応するとコメントした。KLM側も「現時点では個別の事案について言及できないが、適切な法的手続きを通じて対応する」としている。
問題が指摘された便はKLMが運航しており、航空券はデルタ航空のマイレージプログラム「スカイマイルズ」を通じて購入されていたという。
















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