
カナダのマーク・カーニー首相が来週、中国を訪問する。カナダが米国のグローバル関税圧力を受ける中、米国との貿易依存度を下げる動きの一環とみられる。
カナダ首相官邸は7日、カーニー首相が13日から17日まで中国を訪問すると発表した。カナダ首相が中国を公式訪問するのは、2017年のジャスティン・トルドー前首相以来初めてである。今回の訪中は世界第2位の経済大国である中国との関係正常化に重点が置かれており、両国は貿易、エネルギー、農業、国際安全保障について議論する予定だ。カナダは鉄鋼、アルミニウム、自動車など主要産業で、ドナルド・トランプ政権による高率関税の圧力を受けている。「ウォール・ストリート・ジャーナル」は「今回の訪問は、米国との貿易依存度を下げるカナダの取り組みの一環」と伝えた。
米国の関税圧力以降、貿易を多様化しようとするカナダの努力は続いている。カナダの対米輸出比率は昨年初めの78%から9月には72%に低下した。しかし、カナダと米国の二国間貿易規模は1兆1,470億カナダドル(約129兆3,876億円)で、中国との貿易規模1,040億カナダドル(約11兆1,232億円)よりもはるかに大きい。
カナダと中国は近年、鋭い対立を続けてきたが、最近は融和の兆しを見せている。2018年、カナダは当時のトランプ政権の要請で中国最大の通信機器メーカー・ファーウェイの孟晩舟副会長を逮捕し、対立が始まった。中国はカナダ人2名をスパイ容疑で拘束して報復した。2023年にはカナダが自国駐在の中国外交官を追放し、中国も報復追放を行い、対立が激化した。また2024年には、カナダが中国産電気自動車や鉄鋼・アルミニウムに高率関税を課し、中国は前年3月、カナダ産農畜産物に報復関税を課した。両国は昨年11月、韓国・慶州で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)で8年ぶりに首脳会談を行い、状況は改善に向かった。













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