
キューバ政府は自国の社会主義体制が崩壊する可能性に言及したドナルド・トランプ米政権を強く非難し、力による圧力には屈しない姿勢を示した。
ミゲル・ディアスカネル・キューバ大統領は11日(現地時間)、自身の「X」に「全てを、さらには人命までも事業化しようとする者たちにキューバを批判する道徳的資格はない」と投稿した。さらに、トランプ大統領を含む米政権関係者を念頭に「今日、我が国に向けてヒステリックな非難を浴びせている人々だ」と表現した。
ディアスカネル大統領は「キューバは66年にわたり米国から攻撃を受け続けてきた」とし、国内で深刻化する経済的困難について「革命の責任だと主張する人々は沈黙すべきだ」と反論し「現在の危機は、米国による締め付けが限界に達した結果だ」との認識を示した。
一方、トランプ政権側はキューバに対する圧力的な発言を続けており、中南米やカリブ海地域における緊張が高まっている。トランプ大統領は今月4日、キューバを「間もなく崩壊する国だ」と表現したのに続き、11日には自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」でキューバに対し「交渉に応じるべきだ」と呼びかけ、応じなければ不特定の結果を招く可能性があると警告した。
またトランプ大統領は、ベネズエラからキューバへの石油や資金の流入は今後途絶えるとの見通しも書き込んだ。
キューバは1959年の社会主義革命以降、反米路線を強めてきた。1999年にウゴ・チャベス政権が発足したベネズエラとは、米国との関係悪化を背景に緊密な関係を築いてきた。
現在のキューバ経済は観光産業の低迷や、ベネズエラなどの友好国からの支援減少、非効率な国営経済体制などが重なり厳しい状況が続いている。
首都ハバナを含むキューバ各地では生活必需品や燃料の不足、流通網の混乱が深刻化し、配給制度だけでは対応しきれない問題が広がっているという。停電も頻発している。
ブルーノ・ロドリゲス・キューバ外相も「X」への投稿で「米国は主権国家に対して自らの野心を押し付けようとしている」と批判し「彼らの側には圧倒的な軍事力や侵略の歴史があるが我々の側には理性、国際法、そして愛国心がある」と強調した。
キューバ共産党は革命指導者だったフィデル・カストロの生誕100年に当たる今年を「根本的な動機付けの年」と位置づけ、国家の回復と発展に取り組む方針だと国営紙グランマが伝えている。
















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