米国の核戦争対応用空中指揮統制機「E4Bナイトウォッチ」が米カリフォルニア州ロサンゼルスに着陸していたことが明らかになり、国際社会で関心が集まっている。

「ニューヨーク・ポスト」や「ロサンゼルス・タイムズ」などによると、米空軍が運用するE4Bナイトウォッチは8日、ロサンゼルス国際空港(LAX)に着陸したという。1974年の運用開始以降、E-4BがLAXに姿を見せたのは約50年ぶりとなる。
E4Bナイトウォッチは核戦争や大規模な軍事衝突といった極端な有事においても、米大統領や軍首脳部が指揮系統を維持できるよう設計された空中指揮所だ。核爆発や電磁パルス(EMP)攻撃にも耐えられる構造を持ち、空中給油によって長時間の滞空が可能とされている。
この航空機から発せられる命令は衛星通信網を通じて世界中の米軍に即時伝達され、大陸間弾道ミサイル(ICBM)や戦略爆撃機、原子力潜水艦の統制も可能だとされることから「空飛ぶホワイトハウス」「空のペンタゴン」などとも呼ばれている。現在、実戦配備されている機体は4機のみとされる。
E4Bの動きが公になることは珍しく、SNS上では「戦争が近いのではないか」、「第三次世界大戦の兆候では」といった憶測や不安の声が相次いだ。

これは米国によるベネズエラへの圧力、イランで続く大規模な反政府デモ、ロシアによるウクライナ侵攻など不安定な国際情勢が重なっていることがあるとみられる。
一方、航空専門メディア「アビエーションA2Z」は「E4Bは平時であっても即応態勢を維持するため、定期的に再配置される」と指摘し「航空機の移動自体が戦争や国家的非常事態を意味するわけではない」として過度な受け止め方に慎重な姿勢を示した。その上で「地政学的緊張が高まる局面ではE4Bの動向が必要以上に注目されやすい」と分析している。













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