
ロシアとの戦争が続くウクライナが、来年にも欧州連合(EU)への早期加盟を目指していることについて、ドイツが明確に否定した。
28日(現地時間)dpa通信などによると、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相はこの日、取材陣に対し、ウクライナのEU加盟をめぐり「2027年1月1日の加盟は議論の対象ではない。不可能だ」と断言したという。前日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が、ウクライナは2027年までのEU加盟を目指していると述べたことに対し、メルツ首相が真っ向から反論した形だ。メルツ首相は、EUが加盟国に求める、いわゆる「コペンハーゲン基準」を満たすには通常、数年を要すると指摘した上で「その過程でウクライナを段階的にEUへ近づけることはできる。しかし、そこまで急速な加盟は決して不可能だ」と述べた。
EUは加盟を希望する国に対し、三権分立や法の支配、市場経済、人権保護などの厳格な条件を課している。これらの基準を満たすには、多くの場合、10年前後の期間がかかるとされている。ウクライナは戦争開始当初から、EUに「ファストトラック」を導入し、加盟審査手続きを迅速に進めるよう求めてきた。当初は2030年頃のEU加盟を現実的な目標としていたが、最近では終戦交渉とEU加盟が絡み合う中で、目標時期を約3年早めた。
しかし、ウクライナを軍事・財政両面で支援しているEU加盟国の間でも、早期加盟には消極的な見方が強いとされている。EU加盟には既存加盟国すべての同意が必要であることから、ウクライナの早期加盟は極めて難しいとの見方が出ている。
















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