
パキスタン政府は、南西部バロチスタン州で過去40時間にわたり対テロ作戦を展開し、インドの支援を受けていると疑われるテロリスト145人を殺害したと発表した。
2日(現地時間)、「AP通信」によると、バロチスタン州首相のサルファラズ・ブグティ氏は前日クエッタで記者会見を開き、「軍と警察が迅速に対応し、『フィトナ・アル・ヒンドゥスタン(インドの動乱)』の構成員145人を殺害した」と発表した。「フィトナ・アル・ヒンドゥスタン」は、パキスタン政府が違法武装組織であるバロチスタン解放軍(BLA)について、インドが背後で操っていると主張する際に用いている呼称である。
ブグティ氏は「殺害された145人の遺体を確保しており、このうち一部はアフガニスタン国籍であることが確認された」と述べ、「今回の作戦で殺害された反政府武装勢力の人数は、ここ数十年で最大規模だ」と強調した。
今回の大規模掃討作戦は、前日バロチスタン州全域で発生した同時多発的テロに対する対応として行われた。31日、BLAが主導した自爆テロと銃撃により、女性5人と子ども3人を含む民間人18人、警備軍15人など合計33人が死亡した。
当局によると、武装勢力はクエッタの政府庁舎など主要施設を攻撃し、人質事件を起こそうとしていたが、事前に情報を入手していた治安部隊によって阻止されたという。また、グワーダル地域では武装勢力が労働者の家に押し入り、女性を殺害する残虐行為もあったと伝えられている。
クエッタの住民カーン・ムハンマドさんは「治安部隊が到着する前、武装した男たちが道路を自由に歩き回っていた」と語り、「クエッタ史上、最も恐ろしい一日だった」と当時を振り返った。
ブグティ氏は今回の事件の背後に、インドとアフガニスタンがいると改めて主張した。彼は「アフガニスタンのタリバンは、2020年のドーハ合意を通じて自国領土をテロの拠点として使わせないと約束したが、残念ながら現在もアフガン領土がパキスタン攻撃に利用されている」と非難した。
BLA指導部がアフガニスタンに潜伏し、インドの支援を受けているというパキスタン側の主張に対し、アフガニスタンのタリバン政権とインド政府はいずれも全面的に否定している。
バロチスタン州は豊富な天然資源を有する一方、開発から取り残されてきたとの不満から分離独立運動が続いている地域である。特にBLAは近年、中国の経済的影響力拡大に反発し、中国人労働者や関連インフラを主な攻撃対象としている。米国務省は昨年、BLAを外国テロ組織に指定した。
















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