
2024年、フロリダ州のゴルフ場でドナルド・トランプ大統領を殺害しようとしたとして有罪となったライアン・ラウス被告(59)に、法定最高刑となる仮釈放なしの終身刑が科された。
フロリダ州フォートピアースの連邦地裁で4日(現地時間)に開かれた量刑公判で、アイリーン・キャノン連邦地裁判事は、終身刑に加え、銃の所持に関する罪で懲役7年も言い渡している。
キャノン判事は量刑理由に触れ、個人が候補者を排除する目的で自ら法を執行するような行為は、民主主義の基盤を揺るがすと指摘した。
公判では、ラウス被告が約20ページに及ぶ最終陳述を読み上げ、自分はできる限りのことを行い、善良に生きてきたなどと主張した。ただ、陳述は脈絡を欠いていたという。
ラウス被告は昨年9月の有罪評決直後にも、法廷内で自傷を図ろうとして混乱を招いた経緯がある。検察側は、被告が自らの行為で危険にさらされた人々に一度も謝罪せず、法を軽んじる態度を改めなかったとして厳しく非難した。
パム・ボンディ米司法長官も声明を出し、今回の判断は民主主義の仕組みを攻撃した行為に対する正当な代償だと強調した上で、ラウス被告が再び社会へ戻ることはないとの見方を示した。
ラウス被告は審理の過程で自ら弁護を担うなど異例の対応も見せた一方、量刑を前に弁護人を選任し、期日の延期を求めた場面もあった。弁護側は年齢を踏まえた寛大な判断を求めたが、裁判所は事件の重大性を重くみて終身刑を選択した。















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