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「盗み禁止」と書き残し…見せしめの斬首、カルテルの狂気

太恵須三郷 アクセス  

引用:エフェ
引用:エフェ

エクアドルで、斬首された人の頭部が相次いで大量に発見され、治安に対する国民の不安が高まる中、凶悪犯罪を防ぐためには麻薬密輸ルートの遮断が不可欠との指摘が広がっている。

現地メディアは18日(現地時間)、「コロンビアとペルーで生産される麻薬の約70%がエクアドルを経由して米国および欧州へ密輸されている」と報じた。コロンビアとペルーは世界最大級のコカイン生産国として知られる。

現地の治安専門家ダニエル・アドレル氏は、「地政学的に見て、コロンビアとペルーの麻薬カルテルが最も重視してきた密輸拠点がエクアドルだ」と指摘し、「密輸ルートの支配を巡るカルテル間の戦争に終止符が打たれない限り、治安の改善は期待できない」と警告した。

エクアドルでは袋に入れられた人の頭部が相次いで発見され、強力な治安対策を求める声が高まっている。エクアドル警察は14日未明、グアヤス州ナランハルの農村地域で、2つの麻袋に分けて入れられた斬首された頭部8個を発見した。警察は「強盗事件が発生した可能性があるとの匿名通報を受け出動し、道路脇に放置された麻袋を確認した」と説明した。

これにより、今年エクアドルで発見された斬首された頭部は計13個に増えた。先月11日にはマナビ州の海岸でも、斬首された頭部5個が見つかっている。

今回発見された頭部の周辺では、「盗み禁止」と書かれた紙が複数見つかった。警察は、麻薬密輸を巡るいわゆる「縄張り争い」の過程で犯罪組織間により行われた犯行とみており、「縄張りを侵害した競合組織の構成員を殺害し、見せしめとして犯行に及んだ可能性が高い」と説明した。斬首が行われた場所は麻袋の発見地点とは別の場所とみられ、警察は捜査範囲をグアヤス州外の地域にも拡大している。

捜査関係者は「さらなる調査が必要だが、被害者が隣接地域であり、先月斬首された頭部が発見されたマナビ州の住民である可能性を示す有力な状況証拠がある」と明らかにした。

治安専門家らは、頭部が発見された地域に注目し、凶悪犯罪の抑制には麻薬密輸ルートの遮断が不可欠だと強調している。太平洋に面するグアヤス州とマナビ州は港湾が多く、麻薬カルテルにとって密輸拠点として確保が不可欠な地域とされる。アドレル氏は「凶悪犯罪の発生地点を地図上に示せば、麻薬ルートが浮かび上がる」とし、「これらの地域の治安体制を強化することが密輸ルート遮断に最も効果的な対策となる」と述べた。

エクアドル当局が押収した麻薬は2024年に294トンと過去最多を記録したが、昨年は222トンに減少しており、麻薬対策の実効性が後退しているのではないかとの批判も出ている。

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