
2日間にわたり中国を訪問したドイツのフリードリヒ・メルツ首相は、先端技術産業の集積地である杭州市でロボット企業のユニツリーを訪れ、ロボットショーを視察した。
27日、中国共産党系紙、環球時報によると、メルツ首相は訪中2日目の26日、中国東部・浙江省杭州市でユニトリーを見学し、ヒューマノイドロボットによるカンフーショーや格闘パフォーマンスを見守ったという。
ユニトリーの創業者王興興氏が同行し、ロボットの製造工程や機能を説明した。メルツ首相はロボット部品を手に取り、詳細に確認する場面もあったという。
また、メルツ首相は杭州市にあるドイツのタービン製造会社シーメンス・エナジーも訪問した。
同日午後、メルツ首相は自身のインスタグラムで「今回の訪問は経済関係のさらなる発展に強い関心を持っているからこそ重要だ。ただし、そのためには我々の企業が公平な競争環境に置かれる必要がある」と投稿し「透明性や信頼性、共通ルールの順守が不可欠だ」と強調した。
さらに「今後数か月以内に、これらの課題に関する議論を深化させる」と述べた。
中国国営の中国中央電視台(CCTV)傘下のSNSアカウントによると、メルツ首相は杭州市でアリババグループや吉利控股集団など、製造業やインターネット、新エネルギー自動車、AI分野の中国企業10社の幹部と昼食を共にしたという。
こうしたメルツ首相の行動について環球時報は「製造業大国ドイツの首相が、中国企業の部品を直接手に取って確認する光景は30年前には想像できなかった」とする中国の専門家の見解を紹介した。
上海外国語大学の張鵬研究員は環球時報に対し「今回の訪問でメルツ首相は中国に対する新たな印象を持ったはず。双方は中国とドイツがいわゆる『体制的競争相手』ではなく、戦略的協力パートナーであるべきだと再認識した」と語った。
中国政府もメルツ首相の訪問成果を強調した。
毛寧外務省報道官は26日の定例会見で「今回のメルツ首相の訪問は豊かで意義ある成果を収めた」と述べ「中国とドイツ両国が安定的かつ建設的な関係を維持し、互恵協力を深化させ、率直で開かれた対話を通じて相違を適切に管理していることを改めて示した」と強調した。













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