
ハンガリーは9日(現地時間)、米国とイスラエルによるイラン攻撃を受けて原油価格が急騰したことに対応するため、ガソリンと軽油に価格上限制を導入すると発表した。
ユーロニュースやハンガリー・デイリーニュースなどによると、ハンガリーのオルバーン・ヴィクトル首相は同日、SNSに投稿した動画で、「10日午前0時からガソリンの小売価格をリットル当たり595フォリント(約280円)、軽油をリットル当たり615フォリント(約290円)に制限すると述べた。
オルバーン首相は「価格上限制は個人や農家、運送業者、ハンガリーのナンバープレートを付けた車両を保有する企業に適用される」と説明し、「政府はウクライナによる石油供給の遮断や中東紛争の中で急騰するガソリン価格から、ハンガリーの家計や農家、企業を守る」と強調した。さらに「国家戦略備蓄油を放出し、燃料供給の確保に努める」と付け加えた。
また、欧州連合(EU)に対し、ロシア産エネルギーに対する制裁措置の猶予を求めた。
オルバーン首相は「ヨーロッパは行動しなければならない。本日、アントニオ・コスタ欧州理事会議長と、ウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員長に対し、ロシア産エネルギーに対する制裁の再検討と猶予を求める書簡を送った」と明らかにした。しかし、欧州委員会はオルバーン首相の要請に応じていないと、ユーロニュースは伝えた。
EUは、ロシアが2022年にウクライナへ全面侵攻して以来、ロシア産原油の輸入に制裁を科している。ハンガリーは例外を認められ、ウクライナの領土を通過する「ドルジバパイプライン」を通じてロシア産原油を輸入してきた。しかし、パイプラインの損傷により、今年1月27日以降、原油供給が中断されている。
ウクライナは、ロシアによる攻撃でパイプラインが損傷し、復旧作業も遅れているとの立場を示している。一方、ハンガリーとスロバキアは、ウクライナが意図的に復旧を遅らせている可能性があるとして、疑問視している。
















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