
サウジアラビアによるウクライナ製防空ミサイルの購入が差し迫っているとみられる。
10日(現地時間)、キーウ・インディペンデントによると、複数のウクライナ防衛産業関係者は、ウクライナ政府とサウジアラビア政府の間で大型契約が協議されていると明らかにした。
ある関係者は、両国間の契約が早ければ3月11日にも締結されるとの見通しを示した。別の関係者は、サウジアラビアの防衛産業企業の仲介の下、ウクライナ製防空ミサイルを巡る契約が締結されたばかりだと伝えた。契約規模や対象となるミサイルの詳細は明らかにされていない。
サウジアラビアを含む湾岸諸国は、米国・イスラエルとイランの戦争勃発後、防空網の強化を急いでいる。イランが米国とイスラエルによる空爆に対抗し、ミサイルやドローンで周辺国への攻撃を続けているためだ。
ただ、湾岸諸国の防空網を支える米国のパトリオット(PAC-3)ミサイルや韓国の天弓-IIは、イランのシャヘド・ドローンと比べてかなり高価で、費用負担の重さが課題となっている。
シャヘド・ドローンの製造費は1機当たり2万~5万ドル(約320万~790万円)とされる一方、パトリオット・ミサイルの製造費は1発当たり300万~500万ドル(約4億7,400万~7億9,100万円)に達する。さらに、パトリオット・ミサイルを巡っては、戦争勃発後に在庫不足への懸念も浮上している。
こうした中、シャヘド・ドローンを撃墜する代替策として、ロシアとの戦争で性能が実証されたウクライナの防空網への関心が高まっている。
ウクライナの防衛産業コンサルティング企業トリアダ・トレード・パートナーズのボフダン・ポポフ首席アナリストは、イランで起きている事態を受け、多くの湾岸諸国がウクライナの兵器や技術の購入に加え、ウクライナ人教官の雇用にも関心を示していると述べた。その上で、武器輸出はまだ何も決まっていないものの、湾岸諸国の大使らが交渉に向けてウクライナ政府に接触したと明らかにした。
これに先立ち、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は5日、テレグラムを通じ、米国から中東地域でのシャヘド・ドローン防衛に関する具体的な支援要請を受けたと明らかにした。また、必要な手段を提供し、必要な安全を確保できるよう、ウクライナの専門家を現地に派遣するよう指示したと説明している。
















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