
欧州連合(EU)が、紅海で実施している「アスピデス作戦」をホルムズ海峡へ拡大する案を検討していると、ユーロニュースが15日(現地時間)に報じた。
アスピデス作戦は、2024年2月にイエメンのフーシ派による国際船舶への攻撃に対応するため、紅海で実施されているEU海軍の防衛任務である。船舶の保護と航行の自由の確保を目的に、巡視や情報提供、防衛任務などを行っている。
報道によると、EUは16日ベルギー・ブリュッセルで外相会議を開催し、これについて議論する予定だという。
今回の議論は、ドナルド・トランプ米大統領が韓国と中国、日本、英国、フランスなどを直接指名してホルムズ海峡に軍艦派遣を迫る中で行われる。
ホルムズ海峡は、世界の石油輸送量の約20%が通過する場所だ。イランは米・イスラエルの攻撃に対応してホルムズ海峡を事実上封鎖しており、国際原油価格が急騰している。
武力衝突状態にあるイランは、4日(現地時間)、ホルムズ海峡で少なくとも10隻の船舶に向けてミサイル攻撃を行ったと発表した。トランプ大統領はソーシャルメディアの「トゥルース・ソーシャル」に「必要な場合、米海軍が可能な限り早くホルムズ海峡を通過するタンカーの護衛を開始する」と述べた。
しかし、EU内部でもアスピデス作戦の拡大に懐疑的な国があり、すぐに決定に至る可能性は高くないとみられる。
ドイツのアナレーナ・ベアボック外相はこの日、自国の公共放送のインタビューで、欧州レベルで作戦拡大が議論されていることは認めたものの、ドイツの参加の可能性は否定した。
同外相は「現時点では、この作戦の即時の必要性を感じていない」とし、「むしろ米国とイスラエルがイランとの戦争の目的と日程を明確にすべきだ」と批判した。これは、戦争の目標や情報、スケジュールが十分に共有されていないことへの欧州側の不満を反映したものとみられる。
さらに、「欧州はこれまで海上輸送路の安全確保のために常に建設的な支援を行ってきたが、今回の事例は性格が異なる」とし、「ホルムズ海峡の安全確保は軍事衝突ではなく、根本的な解決策によって確保されるべきだ」と強調した。
一方、クリス・ライト米エネルギー長官はイランとの戦争が「数週間以内に終わる」と述べ、市場の不安を和らげようとした。しかし、国際原油価格がすでにバレル当たり100ドル(約1万6,000円)を突破し、インフレの深刻化と景気減速の懸念を刺激していることから、市場の不安は依然として収まっていない。
















コメント1
オラッチ
軍艦を派遣したところでホルムズ海峡を通過する石油タンカーを守れるはずもない。わずか数キロの海峡だから地上からの砲撃、ドローン、ミサイル。逆にやられるだけ。トランプのイラン爆撃には正当性がない。日本を守ってくれないトランプにに追従する必要はない。。