
世界第2位規模と評価される軽レアアース鉱山が中国で新たに確認された。既存の埋蔵量より3倍以上増加した超大型規模で、グローバルサプライチェーンの勢力図を左右する新たな要因として浮上している。
世界第2位規模のレアアース発見「埋蔵量300%増加」
24日(現地時間)環球時報と新華社などによると、中国自然資源部は四川省冕寧県に位置するマオニューピン鉱床で大規模なレアアース埋蔵量を確認したと発表した。
今回の探査で確認されたレアアース酸化物(REO)は総966万5,600トンに達する。既存の推定値(約316万トン)と比べて2倍以上増加した規模で、埋蔵量は300%以上増加した。
これにより、マオニューピン鉱床は内モンゴル自治区包頭市のバヤンオボ鉱山に続き、世界第2位規模の軽レアアース鉱山と評価される。
レアアースの他にもハロゲン鉱物であるフッ化カルシウム(蛍石)2,713万5,400トン、硫酸バリウム(重晶石)3,722万7,700トンが確認された。蛍石は工業用フッ素の主要原料で、半導体や化学産業で重要な役割を果たす。
今回の探査は中国地質科学院と四川省地質鉱産探査開発局など複数の研究機関が参加し、精密掘削方式で行われた。中国メディアは「資源の備蓄を強化し、産業サプライチェーンの安定性を高める戦略的成果」と評価した。
また、中国は近年、レアアースだけでなくリチウム、金、油田・ガス田など主要資源基地を次々と発掘し、資源確保に拍車をかけている。
レアアースの武器化が現実に、強まる中国の圧倒的影響力
レアアースは電気自動車、半導体、防衛産業、再生可能エネルギーなど先端産業全般に使用される重要鉱物で、「21世紀の石油」と呼ばれる。また、生産過程で環境汚染を引き起こし、生産コストも高く、長年蓄積されたノウハウも必要だ。
特にレアアースは単純な埋蔵量よりも精製・加工能力がより重要で、この分野で中国は事実上独占的地位を築いている。
米国地質調査所(USGS)によると、中国のレアアース埋蔵量は約4,400万トンで、全世界の48%に相当するが、精製生産比率は90%以上に達する。2位は2,100万トンを保有するブラジルだ。
実際、中国は世界のレアアース供給の約70%を占め、加工・精製段階では80~90%以上のシェアを持ち、グローバルサプライチェーンの中核を掌握している。
この影響力を背景に、中国は米中貿易摩擦の過程でレアアース輸出規制をカードとして活用してきた。米国の半導体制裁に対抗してレアアース供給を調整し、「資源の武器化」戦略を現実化したとの見方も出ている。
今回のマオニューピン鉱床の発見について、中国の産業専門家は「軽レアアース資源の安全保障を強化し、戦略的新興産業の発展に資源基盤の安定性を提供するだろう」と評価した。













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