トランプ大統領の発言を受け、英国のスターマー首相「EUとより緊密な関係を推進」

英国のキア・スターマー首相は1日、今年後半に予定されている欧州連合(EU)との合同首脳会議に向け、より緊密な関係の構築を目指す考えを示した。
この発言は首相官邸での記者会見で述べられたものだが、直前に英国の保守系日刊紙テレグラフのインタビューで、米国のドナルド・トランプ米大統領がNATO離脱を検討していると発言し、英国を批判したこともあり、注目が集まっている。
労働党のスターマー首相は会見で、「EUとの関係強化は米国との関係変化を意味するのか」と問われた。
米国はこれまでNATOや欧州の同盟国の中でも英国と特に緊密な関係を築いてきた。英国も欧州との関係を考える際、米国を重要な要素として位置付けてきた。
スターマー首相はこれに対し、「NATOはこれまでで最も効果的な軍事同盟であり、長年にわたり我々の安全を支えてきた。我々は引き続き責任を持って全面的に関与していく」と述べた。
さらに「いかなる圧力があろうとも、すべての判断は英国の国益に基づいて行う」と強調し、外部からの批判に左右されない姿勢を示した。
また、「この戦争は我々の戦争ではなく、巻き込まれることはない」と明確に述べた上で、「防衛、安全保障、経済の将来を考えれば、欧州との関係強化は不可欠だ」と訴えた。
英国は2016年の国民投票でEU離脱を決定した。当時、野党であった労働党は残留を支持していたが、2024年に政権復帰した後もEU再加盟を急ぐ考えは示していない。
一方、トランプ大統領はイラン戦争開始後、英国が協力するとの期待が裏切られたとして、スターマー首相を批判している。
同紙のインタビューでは、「英国にはもはや十分な海軍力がない。空母もうまく機能していない」と述べ、英国の軍事力を揶揄した。













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