イラン、対岸の湾岸諸国の港攻撃も示唆 米封鎖開始前に警告

イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)は13日、米国によるイラン海上封鎖の開始を数時間後に控え、自国の港が脅かされれば、ペルシャ湾とオマーン湾に面するいかなる港も安全ではなくなると警告した。
イラン半官営のイラン学生通信(ISNA)は、イラン時間13日午後5時30分に始まる米国の海上封鎖を約6時間後に控えた同日正午ごろ、この内容を伝えている。
報道によると、革命防衛隊の報道官は同日、ペルシャ湾とオマーン湾の港の安全は、すべての国に保障されるか、さもなければ誰にも保障されないと述べたという。
この発言は、ペルシャ湾とオマーン湾に面する港のうち、イラン領ではない対岸側の港、つまりクウェート、サウジアラビア、バーレーン、カタール、アラブ首長国連邦、オマーンの各港も攻撃対象になり得るとの警告を意味する。
その6時間後、米中央軍は、あらゆる国籍の船舶を対象に、ペルシャ湾とオマーン湾に面するイランの港および沿岸への出入りを禁じる海上封鎖措置を開始する予定だ。
これは、米国のドナルド・トランプ大統領が打ち出したホルムズ海峡の全面封鎖より1段階緩和された措置に当たる。イランの港と沿岸を発着する航行は禁じる一方、同じ航路の対岸にある湾岸アラブ諸国の港と沿岸の間の通行は認める内容となっている。
言い換えれば、湾岸アラブ諸国の港の間を移動する際にホルムズ海峡を通過する必要がある場合でも、その航行自体は許容するということになり、ホルムズ海峡の完全通航禁止からは一歩後退した形となった。
一方、イランは現在、ホルムズ海峡を通過する船舶について、ペルシャ湾からオマーン湾へ向かう航路でも、オマーン湾からペルシャ湾へ向かう航路でも、いずれもイラン軍の許可がなければ航行できないとしており、実際にその運用を進めている。
さらにイラン側は、軍の許可や統制を受けずに通航を試みた場合、容赦ない攻撃を加えると威嚇してきた。戦争前の段階で、ペルシャ湾とオマーン湾で海峡通過を控えていた約1,500隻の船舶は、こうした警告を受けて足止めされた状態が続いているとされる。
イランの許可を得た約200隻だけが、戦争40日間と休戦4日間にホルムズ海峡を往来するにとどまった。
















コメント0