
米国との終戦交渉を巡り、イランの強硬派の権力中枢で内部分裂が表面化していると、現地の反体制系メディア、イラン・インターナショナルが28日(現地時間)に報じた。
報道によると、分裂は今週初め、イランの強硬派の一部議員が終戦交渉団を支持する書簡への署名を拒否したことで異例の形で明らかになった。
その後、対立は強硬派系メディア間の衝突にも発展したという。保守系メディアのラジャ・ニュースとイスラム革命防衛隊(IRGC)系のタスニム通信が公開の場で互いに批判を展開した。
今回の対立は元核交渉担当で国家安全保障会議(NSC)委員のサイード・ジャリーリー氏を支持する勢力と、その長年のライバルであるイランのモハンマド・バゲル・ガリバフ国会議長の勢力との間で広がっている構図だ。ガリバフ議長は最近、パキスタンのイスラマバードで行われた協議でイラン代表団を率いていた。
強硬派の議員7人を含む計27人の議員が、終戦交渉団とガリバフ議長の指導力を支持する書簡への署名を拒否した。
このうちマフムード・ナバビアン議員は交渉団とともにイスラマバードを訪れていた人物で、交渉団がイランの最高指導者モジタバ・ハメネイ師の意向として示された「レッドライン」を越えたと主張した。さらに、交渉団が指針に反して核問題を巡って米国と接触したとも指摘している。
その後、ジャリーリー氏が自身の立場を表明したことで緊張は一段と高まった。
ジャリーリー氏はSNSを通じてハメネイ師に対し、現在進められている交渉がその指示に基づくものかどうかを明確にするよう求めた。
さらに「そのような指示が存在しないのであれば、これは完全に官僚による扇動であり、すべての発言はクーデターを企てる側が作り上げたものだ」と主張し、ガリバフ議長側を強く批判した。
こうした対立はラジャ・ニュースとタスニム通信が社説などで互いを非難し、強硬派メディア間の衝突へと拡大している。
















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