
米国とイランがそれぞれホルムズ海峡を封鎖した結果、ペルシャ湾に取り残された船員らの安全が危険にさらされていると、国際海事機関(IMO)が27日(現地時間)警告を発した。
米国が2月28日にイスラエルとともにイランを空爆し、イラン戦争が始まって以降、世界の石油と天然ガスの20%が行き交う要衝であるホルムズ海峡は、閉鎖された状態が続いている。
イランは機雷を敷設する一方、「許可を得ていない船舶」については、海峡沿岸の山岳地帯からいつでも攻撃する可能性があると警告した。米国はイランを封鎖するとして、イラン関連船舶の海峡通航を阻んだ。
両大国の対立に挟まれる形で、海峡を行き来する商船がペルシャ湾内に取り残され、船員らは深刻な状況に置かれている。
カタールの衛星テレビ「アルジャジーラ」は、IMOのアルセニオ・ドミンゲス事務局長がこの日、国連安全保障理事会の会合後に「船員らが地政学的な対立の駆け引きの材料に使われるようなことは決してあってはならない」と述べ、船員らが安全に海峡から脱出できるよう、各国が安全を保障すべきだと訴えたと報じた。
ドミンゲス事務局長は、国連の専門機関であるIMOの「最大の懸念は、紛争のさなかにペルシャ湾に閉じ込められている、罪のない船員らの安全と無事だ」と語った。
そのうえで、「いかなる国にも、国際海峡に通行料を導入したり、恣意(しい)的な条件を付けたりする法的根拠はない」と強調した。
ドミンゲス事務局長によると、現在、ホルムズ海峡を通過できずペルシャ湾内に閉じ込められている船舶は2,000隻近くに上るという。同事務局長は、米国とイランもIMOの「海上人命安全条約」の締約国であり、船員らの安全を守る責務があると改めて訴えた。














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