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トランプ氏との確執が影響か…ベテラン上院議員に訪れた”厳しい結末”

梶原圭介 アクセス  

トランプ氏の影響力なお健在…共和党の現職上院議員、予備選で3位に転落

引用:YouTube
引用:YouTube

ドナルド・トランプ米大統領が共和党内で依然として強い影響力を維持していることが、16日に行われたルイジアナ州共和党予備選で鮮明になった。

11月の中間選挙に向け、各党で公認候補を決める予備選が進む中、ルイジアナ州の共和党予備選では、現職で上院保健委員会委員長を務めるビル・キャシディ上院議員が3位に終わり、決選投票進出を逃した。

上位2人が過半数を獲得できなかったため、1位のジュリア・レトロー下院議員と、2位のジョン・フレミング州財務長官による決選投票が6月に実施される。キャシディ議員の得票率は25%にとどまった。

現職上院議員の再選成功率が極めて高い米国政治において、キャシディ議員の敗北は異例と受け止められている。背景には、トランプ大統領による「キャシディを落とせ」という強い働きかけがあったとみられている。

トランプ大統領は1期目に2度、連邦下院で弾劾訴追を受けた。特に2021年1月6日の連邦議会議事堂襲撃事件を巡る弾劾では、共和党議員7人が賛成票を投じた。

弾劾成立には上院の3分の2以上の賛成が必要だったため否決されたが、トランプ大統領は賛成票を投じた共和党議員らを「裏切り者」と批判し続けてきた。

トランプ大統領はキャシディ議員の敗北直後、SNSで「彼の政治生命が終わるのを見るのは実に気分がいい」と投稿した。

2度目の弾劾で賛成票を投じた共和党上院議員7人のうち、キャシディ議員以前に4人がトランプ氏の報復を恐れて政界引退を選択した。残る2人の現職議員についても、今後のアラスカ及びメイン州の選挙で勝ち抜けるかが注目されている。

キャシディ議員は消化器専門医出身で、昨年、トランプ第2期政権の人事を巡る大きな論争の一つとなったワクチン懐疑論者ロバート・ケネディ・ジュニア氏の保健福祉長官承認で、事実上の決定打となる賛成票を投じた。

当時、キャシディ議員が反対に回れば承認が難しくなる状況だったため、米メディアはその動向を連日大きく報じていた。

キャシディ議員は、医師としての立場よりも、トランプ大統領との関係修復を優先して賛成票を投じたとみられている。しかし、トランプ大統領はそれだけでは過去の「裏切り」を忘れなかった。

トランプ大統領は相互関税政策やイラン戦争への対応などを巡って支持率低下が指摘されている。

しかし、10日前のインディアナ州予備選に続き、今回のルイジアナ州予備選でも、トランプ氏の意向が大きな影響力を持つことが改めて示された。

インディアナ州では、共和党に有利とされる選挙区再編法案に反対した共和党州議員7人に対し、トランプ大統領は直ちに、彼ら全員を予備選で落選させるよう支持者に呼びかけた。そして実際、その通りの結果となった。

キャシディ議員は敗北後、決選投票に進出した候補者らを祝福した上で、支持者向け演説でトランプ大統領を批判した。

「民主主義に積極的に参加していれば、時には望まない結果になることもある。それでも不満を言ったり、選挙が盗まれたと主張したりするべきではない」と語った。

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