
中国軍の054B型フリゲート艦「漯河」が空母「遼寧」の空母打撃群に実戦配備されたことが初めて確認された。26日、防衛省・統合幕僚監部は海上自衛隊が遼寧艦を旗艦とする中国海軍の艦艇5隻で構成された編隊を西太平洋で追跡したと発表した。統合幕僚監部によると、遼寧の空母打撃群は25日と26日、最南端の無人島である沖ノ鳥島から南西に約880㎞離れた西太平洋海域で発見され、艦載機とヘリコプターの離着陸訓練を実施したという。

注目を集めている漯河艦は中国が独自に開発・建造した次世代フリゲート艦で、排水量は約5,000tだ。4,000t級の既存054A型フリゲート艦よりもクラスを上げただけでなく、ステルス技術や作戦指揮システム、火力統合制御など性能を大幅に強化した。
漯河艦は2025年1月に就役し、その2か月後の3月に黄海で初の海上訓練に参加した。就役して間もなく海上訓練を行っており、今回の空母打撃群に実戦配備されたことも確認された。中国海軍は今回の訓練に遼寧艦を先頭に054A型フリゲート艦、055型駆逐艦、052D型駆逐艦、901型総合補給艦などを動員した。
これに先立ち、中国海軍は19日、公式SNSを通じて「遼寧艦が指揮する空母打撃群を『西太平洋関連海域』に派兵した」とし、「遠海での戦術飛行、実弾射撃、支援及び護衛、統合捜索・救助などの訓練を実施する」と明らかにした。

今回の事例のように中国は空母を先頭にした遠洋作戦能力で、第一列島線を越え西太平洋を自由に行き来している。列島線は中国の海上安全ラインであり、第一列島線は沖縄~台湾~フィリピン~マラッカ海峡を結ぶ仮想の線を指す。その外側にある第二列島線は伊豆半島~グアム~サイパン~インドネシアを結ぶ線であり、第三列島線は最も外側のアリューシャン列島とハワイ、ニュージーランドを繋ぐ線だ。
中国海軍が第一列島線を越えたということは沿岸防御を超えて米国とその同盟国の監視網を突破し、太平洋で直接作戦できる能力を持っていることを意味する。特に中国の軍艦が西太平洋に配備されると台湾の東側と西側を完全に包囲でき、有事の際には米軍の援助ルートも遮断できる可能性がある。













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