
ドイツのフリードリヒ・メルツ首相が率いる中道右派政党「キリスト教民主同盟(CDU)」内で、就任からわずか1年で支持率が急落したメルツ首相の交代の是非をめぐる議論が浮上していると、欧州保守系メディアのヨーロピアン・コンザーバティブが27日(現地時間)に報じた。
今週に入り、CDU関係者の間で、メルツ首相に対抗する党代表選出馬の可能性が公然と議論されているとの報道が出ている。
独紙ビルトは、「これまでの議論は大規模なグループによる具体的な計画を伴うものではなく、そのような可能性があるのか、あるとしてどの程度現実的なのかをめぐる小規模なグループ内の議論にとどまっている」と伝えた。
独紙ユンゲ・フライハイトは9月6日、ザクセン・アンハルト州選挙で、右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が過半数を獲得した場合、CDUが本格的な対応を開始する見通しだと報じた。近時の世論調査が発表されるたびに、同州でAfDが過半数を得る可能性は高まっているという。
また、最新の世論調査では、AfDの支持率が42%に達し、CDUの約2倍となった。
これについて、AfD共同党首のアリス・ヴァイデル氏は、「ドイツの問題を解決する代わりに、AfDに反対する左派的な論評を書き、ボランティアや多くの国民を貶める者は、この世論調査の数字に驚くべきではない」と述べた。
CDU内で党代表選をめぐる観測が広がっていることは、AfDがさらなる勢力拡大に向けて一段と攻勢を強める可能性を高めているとの見方も出ている。
メルツ首相については、経済政策に加え、特に移民政策で十分な成果を示せていないことが、支持率低迷の背景にあると指摘されている。最近の世論調査では、回答者の84%がメルツ首相の政権運営に「満足していない」と答えた。
また、メルツ首相の後任候補としては、CDU所属でノルトライン・ヴェストファーレン州知事を務めるヘンドリック・ヴュスト氏の名前が取り沙汰されている。
一方、独紙ディ・ヴェルトのコラムニスト、ラインハルト・モーア氏は27日、ヴュスト氏についても、ドイツが抱える政治的課題を解決できる可能性は低いとの見方を示した。















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