中国の“北朝鮮核容認”に米韓がけん制…米国「すべての能力で拡大抑止を提供」

米韓は11日、ソウルで第6回核協議グループ(NCG)会議を開き、北朝鮮非核化の共同目標を確認したと発表した。昨年のNCG会議で全て削除されていた北朝鮮の核脅威に関する文言も復活した。
両国はこの日、韓国国防部のキム・ホンチョル国防政策室長と、米国防総省のロバート・スーパー核抑止・WMD(大量破壊兵器)対処政策担当副次官補の主導で会議を行い、6項目からなる共同声明を発表した。共同声明には「米韓は北朝鮮の非核化に関する共同の目標を確認した」という文言が含まれている。
米韓拡大抑止協議体であるNCG共同声明に「北朝鮮非核化」が明記されたのは今回が初めてとなる。声明には、両国が北朝鮮の核・ミサイル能力の高度化に対応するため、NCGの継続的な発展を通じて拡大抑止を強化していく方針も示された。北朝鮮への言及は計3回に及んだ。
これに対し、昨年12月にワシントンで開かれた第5回NCG会議の共同声明では、過去のNCG共同声明に含まれていた「北朝鮮によるいかなる核攻撃も容認できず、体制の終焉につながる」という文言など北朝鮮に関する言及がすべて削除され、物議を醸した。
今回の方針転換については、最近行われた中朝首脳会談で、習近平国家主席が朝鮮半島の非核化に一切言及せず、事実上北朝鮮の核保有を容認したのではないかとの懸念が浮上する中、米韓両国がこれをけん制する狙いがあるとの見方も出ている。
さらに米韓両国は共同声明で、核戦力を含む米国のあらゆる能力を活用して韓国に拡大抑止を提供するとの公約を改めて確認した。また、情報保全および情報共有、核危機時の協議手続き、核・従来型統合作戦(CNI)演習および訓練などを検討し、同盟の核抑止力および防衛態勢の強化のためのさまざまな方策を議論したと明らかにした。加えて、北朝鮮の核脅威の抑止および対処を目的とした米韓軍当局のCNI発展への取り組みを評価し、今後も継続的に発展させていくことで一致した。
米韓CNI作戦とは、北朝鮮による核挑発が発生した場合に、米国が核作戦を主導し韓国軍が通常戦力で支援するという概念を指す。米韓はこの日の会議で、戦時作戦統制権が韓国軍へ移管された後も、米国の「核の傘」による防衛公約に支障が生じないよう、米国の核戦力と韓国の通常戦力の統合運用をさらに具体化・発展させていく必要性についても認識を共有したと伝えられている。
また、双方の代表はNCG活動および協議に必要な情報保護のための「米韓NCGセキュリティ指針」に署名したと国防部は伝えた。今回のNCG会議の結果は、今年下半期に米韓国防長官が主導する第58回米韓安全保障協議会(SCM)に報告した後、後続措置が進められる予定だ。















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