「静かに消えるはずだった怪物が復活」退役目前の“死の白鳥”、対イラン戦の最前線へ

米国とイランの武力衝突が再開されて以降、米軍が初めて「死の白鳥」と呼ばれるB-1爆撃機を投入したことが明らかになった。米インターネットメディア「アクシオス」は23日(現地時間)、米軍が21日、B-1長距離爆撃機を使い、イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)の関連施設を攻撃したと報じている。
アクシオスによると、B-1は英国の空軍基地を離陸し、作戦を遂行した。一方、米中央軍(CENTCOM)は同日、B-1の投入について言及しなかった。
米中央軍は「イランの軍事作戦センター、海上戦力、航空機格納庫、ドローン保管施設、軍需物資関連インフラを標的とし、ホルムズ海峡で商船を脅かすイランの能力をさらに低下させた」と説明している。このため、B-1が具体的にどの目標を攻撃し、どの程度の成果を上げたのかは明らかになっていない。
アクシオスは「米国とイランの戦闘が再開されてから12日後に、初めてB-1を投入した作戦という点で意味がある」と指摘した。さらに、「2,000ポンド(約910キログラム)爆弾24発、または巡航ミサイル数十発を搭載できるB-1の投入は、米国の軍事作戦が大幅に拡大していることを示す」と分析している。
米軍はこれに先立ち、「エピック・フューリー作戦」の開始と同時にB-1を12機投入し、イランの弾道ミサイル基地、指揮統制センター、大規模な兵器貯蔵施設、防空システムに集中攻撃を加えていた。
アクシオスが報じた機体の正式名称は「B-1Bランサー」だ。朝鮮半島周辺での訓練にたびたび参加してきたことから、韓国では「死の白鳥」の異名で広く知られる。
B-1Bは1980年代半ばから米空軍が運用してきた、通常兵器搭載型の超音速爆撃機である。米国での愛称は「ボーン」(Bone=骨)で、「B-One」をそのまま読んだことに由来した呼び名だ。

最高速度はマッハ1.25で、最大航続距離は11,998キロに及ぶ。外部搭載分を含めた最大兵装搭載量は60トン近くに達し、戦略爆撃機の中でも最大級の搭載能力を誇る。
B-1Bはもともと核兵器搭載爆撃機として開発されたものの、1990年代半ば以降に核兵器の運用能力が撤去され、現在は通常兵器のみで運用されている。
B-1Bは当初、2030年代初頭までに段階的に全機を退役させる計画だった。機体の老朽化によって維持費が上昇したうえ、次世代爆撃機B-21レイダーに予算を集中させる必要があったためである。実際、米空軍の保有数は2021年、62機から45機へ削減された。
しかし、静かに姿を消すとみられていたB-1Bは、ベネズエラでの作戦やイランとの戦争にも投入され、その価値が改めて認められたことで復活し始めた。米空軍もB-1Bの運用寿命を延ばすため、機体の近代化に向けた投資に踏み切っている。















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