「まだ十分な苦痛を味わっていない」...トランプ、イランへの“第2次攻撃”を予告…前回超えの規模に
サウジアラビアとの原子力協定、イスラエルとの国交正常化が条件

米国のドナルド・トランプ大統領は23日、イランに対する「第2次攻撃」を検討していると明らかにし、「これまで以上に大規模な攻撃になる」と語った。トランプ大統領は同日公開された米ニュースサイト「アクシオス」のインタビューで、「攻撃を決断する直前だ」「我々はすべての準備を終えた」と述べた。
今回検討している攻撃は、2月に始まった対イラン軍事作戦「エピック・フューリー」を上回る規模になるといい、限定的な空爆にとどまらず、全面戦争に発展する可能性を示唆したものとみられる。トランプ大統領は、自身が要請すればイスラエルが2分以内に攻撃に加わるとしながらも、「我々は誰の助けも必要としていない」と強調した。
トランプ大統領は「イランは交渉を望んでいる」とする一方、現時点ではイラン側に合意を結ぶ準備ができていないと指摘し、「彼らはまだ十分な苦痛を味わっていない」と主張した。米国とイランは先月、戦争終結に関する了解覚書(MOU)を締結したものの、ホルムズ海峡では武力の応酬が続いている。
米中央軍(CENTCOM)は12日連続で空爆を実施し、B-1長距離戦略爆撃機などを投入して攻勢を大幅に強化しており、中東情勢は一段と緊迫の度を増している。特に、イエメンの親イラン武装組織フーシ派は紅海でサウジアラビア船籍の石油タンカー2隻を攻撃し、海上封鎖に乗り出した。
これを受け、トランプ大統領は同日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に「彼らが商船への攻撃を再び行えば、フーシ派はイランの代理勢力であるため、米国はイランの責任を追及する」と書き込んだ。さらに、「イランとフーシ派に重大な軍事的報復が加えられることになる」と警告している。
一方、トランプ大統領は前日、サウジアラビアと締結した原子力協定について、サウジアラビアによる核物質の濃縮は認めないと主張し、同国が「アブラハム合意」に参加することを条件として協定を承認する考えを示した。
アブラハム合意は、イスラエルと中東諸国の関係正常化を目的とする枠組みで、トランプ大統領が第1次政権時代に推進した。これまでにアラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、モロッコなどが参加した。
トランプ大統領は第2次政権でもアブラハム合意の拡大を目指しており、ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は「大統領は、サウジアラビアが合意に参加しなければ、原子力協定は成立しないと述べた」と伝えている。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は「サウジアラビアのアブラハム合意への参加は、中東和平に向けた歴史的な飛躍となる」と歓迎した。ただ、サウジアラビアは、イスラエル側が受け入れることが難しい「パレスチナ独立国家の樹立」を主張してきたため、実際の参加までには難航が予想される。















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