「石油の大動脈が同時に締め上げられる」...フーシ派がサウジ船攻撃、“紅海も戦場”へ
フーシ派、海上封鎖宣言から3日で攻撃
トランプ米大統領「再び攻撃すれば軍事報復」
米軍、イラン南西部などを12日連続で空爆
イラン「米軍のTHAADレーダーなどを破壊」

イエメンの親イラン武装組織フーシ派は23日(現地時間)、サウジアラビア近海の紅海でタンカーを攻撃したと主張し、イランによるホルムズ海峡封鎖に続いて、二つの海上交通の要衝を同時に押さえる「ダブル・チョークポイント(二重の要衝)」戦略に加わった。これを受け、米国のドナルド・トランプ大統領は「イランはもちろん、フーシ派にも大規模な軍事的報復を加える」と警告している。
英国海事貿易活動(UKMTO)によると、23日、サウジアラビア西部アル・シュカイクの南西約130キロの海上で、タンカーに正体不明の飛翔体が命中し、火災が発生した。フーシ派は、サウジアラビアのタンカー2隻を標的とする軍事作戦を実施したとし、先にサウジアラビアに対して宣言した海上封鎖に違反した船舶を攻撃したと説明している。事実であれば、20日の海上封鎖宣言後、フーシ派が船舶を攻撃した初の事例だ。
フーシ派は海上封鎖の宣言直後、紅海とアデン湾を航行する船舶に対し、「決定に従わなければ標的になる」と警告したが、両海域を結ぶバブ・エル・マンデブ海峡の通航量は平常時の水準を維持していた。しかし、今回の攻撃がフーシ派によるものと確認された場合、船舶の通航に実際の支障が生じる可能性があるとの見方が出ている。
米軍はイランへの空爆を12日連続で実施した。米国は23日、「死の白鳥」と呼ばれる長距離戦略爆撃機B-1も投入している。トランプ大統領は、数日以内に「ピックアックス山」の地下核施設を攻撃する計画をイスラエルに通知したと伝えられた。米国は中東に戦闘機や特殊作戦部隊、ミサイルなどを大幅に増強配備したほか、ドイツのラントシュトゥール地域医療センターに150人を超える医療要員を追加配置し、戦闘拡大への備えを進めた。
トランプ大統領は「1年前、商業と貿易を妨害していたフーシ派を米国が極めて強力に攻撃して以降、我々がイランと紛争を続ける間、フーシ派は非常に責任ある行動を取ってきた」と述べ、「フーシ派には非常に失望している」と語った。さらに、「彼らが再びこのような行動に出れば、米国はフーシ派をイランの代理勢力とみなし、イランに責任を問う」と警告している。
イラン革命防衛隊は23日、ヨルダンにある米軍基地を空爆し、米軍のTHAAD(終末高高度防衛ミサイル)システムのレーダー1基、パトリオット防空システム1基、C-RAMレーダー1基を破壊したと主張した。また、米軍基地内の大型燃料タンクで火災を発生させ、ヘリコプター用装備の大型倉庫とヘリコプター整備用格納庫も全焼させたと明らかにしている。
イランのアッバス・アラグチ外相は「目には目を」と述べ、攻撃には強力に対応する考えを表明した。イランのモハンマド・バゲル・ガリバフ国会議長も「我々が石油を販売できない地域では、誰も石油を売ることはできない。我々の安全が保障されなければ、いかなるインフラも安全ではない」と述べている。米国が攻撃を続けた場合、周辺の中東諸国にあるエネルギーインフラや輸送施設を攻撃する可能性を示唆した発言だ。















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