“尖閣を奪うための”「物語」を作り始めた...中国が全5話の宣伝映像を世界に向けて放送

中国が、尖閣諸島の領有権を主張するドキュメンタリーを制作し、世界に向けて公開した。対日世論戦に乗り出した形だ。
27日、中国国営の新華社通信によると、中国中央テレビ(CCTV)は同日、全5部のドキュメンタリー『釣魚島:波の下の真実』を、対外向けメディアの中国国際テレビ(CGTN)で初公開した。CGTNは31日まで、英語チャンネルで毎日1話ずつ放送する。8月には、75分の映画版がCCTVのドキュメンタリーチャンネルで放送される予定となっている。
CCTVは同作について、「口述記録、専門家による解説、歴史文献などに基づき、釣魚島が古くから中国固有の領土であることを立証する点に焦点を当てた」と説明した。さらに、「時系列に沿って領有権の根拠とする証拠を提示し、日本が10年間にわたって釣魚島を奪おうとした過程を暴く」としている。
そのうえで、「隣国との共存を掲げる日本が、どのように隣国を害する国へと変わったのかを示し、日米連携の下で形成された法的な抜け穴を掘り下げる」と主張した。また、「600年以上前の航海文献、中国と琉球に関する歴史資料、世界各国の古地図などを根拠に、釣魚島が中国領であることを示す」と付け加えた。
日中関係は、2025年11月の高市早苗首相による「台湾有事の際の介入」を巡る発言以降、冷え込んでいる。両国は現在も、尖閣諸島や東シナ海、台湾問題などを巡る応酬を続けてきた。
中国は、尖閣諸島が歴史的、法的に自国領だとの立場を維持している。一方、日本政府は尖閣諸島を実効支配しており、歴史的事実と国際法に照らして日本固有の領土だとしている。















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