
安圭伯(アン・ギュベク)韓国国防相と小泉進次郎防衛相が30日、神奈川県横須賀の海上自衛隊基地で会談を行い、両国が米国の抑止力を補完するための協力を強化することで一致した。
「日本経済新聞」は、両国の防衛相が北朝鮮の核・ミサイルの脅威や、中国の軍事活動の拡大など、緊迫する地域の安全保障環境に対応するために協力が必要だという認識を共有した点に注目している。
特に、9年ぶりに人道目的の海上捜索・救助の共同訓練を再開することで合意し、実質的な軍事協力の第一歩を踏み出した。この会談は、昨年11月に発生した日韓軍事当局間の対立が短期間で収束し、協力関係に転換されたことから、極めて重要な意義を持つとみられる。
当時、日本は韓国空軍の特殊飛行チーム「ブラックイーグルス」による竹島(韓国名・独島)周辺での飛行訓練を問題視し、給油支援を拒否した。これに韓国側が反発し、合同訓練を中止するなど両国関係は急速に冷え込んでいた。しかし、1月13日に奈良県で行われた日韓首脳会談を契機に協力ムードが醸成され、会談直前の28日にはブラックイーグルスへの給油が実際に行われるなど、対立は解消の局面を迎えた。
安国防相は会談で、「最近の両国間の困難を対話を通じて解決したことは、今後の協力において有益である」という趣旨の発言をしたとされる。
会談場所が横須賀であったことも象徴的だと「日経」は分析した。横須賀は、海上自衛隊の護衛艦隊や潜水艦隊司令部が位置する重要拠点であり、米海軍第7艦隊司令部と原子力空母の母港が存在する場所である。
事実上、日米同盟の中心部で日韓の防衛相が会い、協力を議論したことになる。これは、昨年9月に中谷元防衛相(当時)が訪韓した際、米軍基地のある平沢(ピョンテク)を訪れたことと共通している。
横須賀と平沢は、それぞれ自国の海軍基地と米軍基地が共に位置し、北朝鮮や中国を牽制する役割を果たすという共通点がある。両国の防衛相が連続してこの2つの場所で会談を行ったのは、米国の軍事的支援を基盤に、日韓が共同で地域の脅威に対応するという戦略的意志を明確に示したものと解釈されている。
日韓両国は、米国を安全保障の中心軸としながらも、米国だけに依存できない領域を独自の努力と相互協力で補完しようとする戦略を模索している。
しかし、今回の会談ですべての問題について一致したわけではないと「朝日新聞」は報じている。日本は、平時や有事に軍需品を相互に支援する「物品役務相互提供協定(ACSA)」を韓国と締結する案を検討しているが、韓国側は中国や北朝鮮との関係を考慮し、慎重な態度を維持しているとされている。




















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