
米国とイスラエルとの武力衝突が続くイランが、世界の主要原油輸送路であるホルムズ海峡を事実上、全面的に封鎖したとして緊張が高まっている。
4日(現地時間)、聯合ニュースがロシアのRIAノーボスチなど海外メディアの報道として伝えたところによると、イラン革命防衛隊(IRGC)はホルムズ海峡で、イラン側の通行禁止の警告を無視した10隻以上の船舶にミサイル攻撃を加えたという。IRGC海軍の副司令官であるイランのモハマド・アクバルザデ氏は、海峡は現在IRGC海軍が完全に掌握しており、石油タンカーや商船などの通行は不可能だと主張した。海外メディアは、少なくともタンカー10隻が炎上したとも報じている。
海上輸送される世界の原油の約20%が通過するエネルギーの要衝が滞るとの見方が広がり、国際原油相場は大きく変動している。世界的な指標とされるブレント原油先物は今週に入って10%超上げた。
事態の悪化を受け、米国のドナルド・トランプ大統領は強硬姿勢を打ち出した。SNSで、必要に応じて米海軍がホルムズ海峡を通過するタンカーの護衛を始める考えを示し、軍事的関与も選択肢に入るとの認識をにじませた。
中東の主要産油国も、輸出の滞りを避けるため迂回ルートの確保を急いだ。サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは、輸出の一部を紅海沿岸のヤンブー港へ振り向ける案を進めている。アラブ首長国連邦(UAE)も、オマーン湾沿岸のフジャイラ港へつながるパイプラインの活用を検討中だ。
もっとも、代替ルートも安全とは言い切れない。紅海は親イランのイエメンのフーシ派が商船を狙った攻撃を続けてきた危険海域で、迂回用のパイプライン自体もイランの同盟勢力の標的になり得る。原油輸送を巡る不確実性は一段と増している。
















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