引用:ニューシス
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「核心はキューバ経済が機能していないという点です。これまでは旧ソ連とベネズエラの支援で持ちこたえてきましたが、もはやその支援は得られなくなりました。彼らは深刻な困難に直面しており、指導者たちに解決策はありません. だから新たな指導者が必要なのです」

17日、トランプ米大統領とマーティン・アイルランド首相のホワイトハウス首脳会談後に開かれた記者会見。ルビオ米国務長官がキューバの現状と今後の展望を淀みなく説明してみせた。深刻なエネルギー難で体制崩壊の危機に瀕するキューバについての質問が出ると、トランプ氏が「マルコ、君から一言どうぞ」と発言の機会を与えたのだ。普段から積極的にメディアに向き合うトランプ氏がルビオ氏にマイクを渡したこの場面は、異例と受け止められた。一方、二人の間に座ったヴァンス副大統領は目立った発言をしなかった。

激動する米国の対外政策を巡り、トランプ政権内で次期大統領候補として名前が挙がってきたルビオ氏とヴァンス氏の明暗が分かれているとの見方が出ている。米国がベネズエラやキューバを含む西半球での覇権強化を進める過程で、実務責任者として機能するルビオ氏がトランプ氏の全幅の信頼を得た一方、対外介入に懐疑的なヴァンス氏はイラン紛争をはじめとする主要課題で影が薄くなっているとの評価だ。

ドンロー主義の司令官として台頭するルビオ氏

ルビオ氏は、西半球における外部勢力の介入を認めないというトランプ流ドンロー主義(ドナルド+モンロー主義)の中心人物として急浮上した。2025年1月のベネズエラ、マドゥロ大統領失脚後、米メディアはルビオ氏をベネズエラ総督と表現した。実際にルビオ氏は暫定政権との窓口役を一手に担い、事実上ベネズエラの政局運営を主導している。ベネズエラに続いてキューバが米国の次の標的として浮上する中、ルビオ氏の存在感はさらに増している。キューバ系移民家庭の出身で同国に対して強硬な立場を貫いてきた氏は現在、ベネズエラ産原油の輸出禁止などキューバへの圧力を主導している。

トランプ氏もルビオ氏への信頼を公の場で示している。トランプ氏は最近の「CNN」のインタビューで「キューバも間もなく崩壊する」とし、「だからマルコをそちらに送るつもりだ」と述べた. 1月にはソーシャルメディアで、キューバ政権が崩壊すればルビオ氏が次のキューバ大統領になるだろうという投稿を共有し、「いい考えだ」とコメントした。

ホワイトハウス国家安全保障担当補佐官も兼務するルビオ氏は、トランプ氏の外交・軍事・安全保障に関わる重要日程に同行している。マドゥロ氏拘束とイラン空爆という決定的な局面で開かれた安全保障会議でルビオ氏がトランプ氏の傍らに立った一方、ヴァンス氏はビデオ通話で参加したという点も、ルビオ氏の位置付けを示す場面として取り上げられている。

存在感の薄れた孤立主義者ヴァンス氏

一方、ルビオ氏とともにトランプ氏の潜在的後継者と呼ばれてきたヴァンス氏は、最近ほとんど存在感を示せていない。ヴァンス氏はイラン紛争に関して公の場での発言をほぼ控えている。トランプ氏が連日ソーシャルメディアやインタビューを通じて作戦の成果を発表しているのとは対照的だ。最近、記者団からイラン紛争について大統領にどのような助言をしたかと問われた際には、「機密会議での発言を公の場で明かすつもりはない」と答えをはぐらかした。

この背景には、海外での軍事介入に懐疑的なヴァンス氏の姿勢が影響しているとの分析がある。イラク戦争への従軍経験を持つヴァンス氏は、上院議員時代から代表的な孤立主義者として知られてきた。実際に2023年のメディア寄稿でヴァンス氏は、イラク侵攻、アフガニスタン戦争、リビアの政権交代など中東における米国の軍事作戦に言及し、莫大なコストと人的犠牲をもたらしたにもかかわらず、長期的な国益には貢献しなかったと指摘した。またトランプ第1期政権の成功要因の一つとして、戦争に介入しなかった点を挙げてもいる。

一部では、ヴァンス氏が2028年の大統領選を念頭に置き、イラン紛争と意図的に距離を置いているとの見方も出ている。トランプ氏の岩盤支持層であるMAGA(マガ)陣営で「イラン紛争はアメリカ・ファーストに沿わない」との批判が上がっていることを意識しているというわけだ。「CNN」は「ヴァンス氏はここ2週間でソーシャルメディアの活動を大幅に減らし、イラン関連の投稿も戦死者への追悼やトランプ氏の発言の共有にとどまっている」とし、「強い忠誠心を求めるトランプ政権の中でヴァンス氏が比較的慎重な姿勢を保っているのは異例だ」と報じた。

2026年11月に行われる中間選挙が、ヴァンス氏にとっての試練になるとの見方もある。「ウォール・ストリート・ジャーナル」は「ヴァンス氏は共和党内で資金調達と候補者の選挙運動支援において重要な役割を担っている」とし、「党の惨敗を防ぐことに貢献できれば政治的な人気が急上昇する可能性があるが、選挙結果が惨憺たるものとなれば、党は代替候補を模索することになるだろう」と指摘した。

有馬侑之介
有馬侑之介

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