今年のエルニーニョ現象、観測史上最強レベルになる見通し

今後発生するエルニーニョ現象が、1850年代に観測が始まって以来、最強レベルとなる見通しだと、米紙ワシントン・ポスト(WP)が6日(現地時間)に報じた。
今週、欧州中期予報センター(ECMWF)が発表した予測によると、太平洋赤道域の海面水温は、今年末までに平年より摂氏3度高くなる見通しだ。
これは1877年と2015年に記録された過去最高水準を上回る水準で、「スーパーエルニーニョ」の基準も超えている。エルニーニョの記録は1850年ごろから始まった。
エルニーニョ現象は、地球規模で干ばつや洪水、猛暑、湿度、氷床や海氷の状態などに影響を及ぼし、世界の農業、保健、経済に深刻な影響をもたらす可能性がある。
先月、太平洋で異例の「トリプルサイクロン」が発生したことで、過去最強レベルのエルニーニョ発生の可能性が高まった。
この3つのサイクロンが強い突風を発生させ、貿易風を弱めたことで、深層の冷たい海水が海面まで上昇しにくくなり、海面水温は平年より摂氏7度も高くなった。
海洋は通常、温まるにも冷えるにも長い時間がかかるため、これは極めて異例な現象とされる。
エルニーニョ現象はすでに気象パターンへ影響が出始めており、米海洋大気局(NOAA)は、今年7月までに本格的なエルニーニョが形成される可能性があると予測している。
強いエルニーニョが発生すると、世界の気温は記録的に上昇する。海洋に蓄積された熱が大気中へ放出され、世界各地に拡散するためだ。
気候科学者のジーク・ハウスファザー氏は、2026年が観測史上2番目の暑さとなる年になるとの見通しを示した。
エルニーニョが強まるほど、来年が記録的な暑さの年になる可能性も高まる。気温上昇は、エルニーニョの発達とピークにやや遅れて現れる傾向があるためだ。ハウスファザー氏によると、来年が観測史上最も暑い年になる確率は73%に達するという。













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