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「主審が1か月近く意識戻らず」…日本球界がついに動いた“危険スイング”厳罰ルール

望月博樹 アクセス  

引用:時事通信
引用:時事通信

 

プロ野球の試合中、打者が振ったバットが球審の頭部を直撃し、審判員が約1か月にわたり意識不明となっている事故を受け、日本野球機構(NPB)は「危険スイング」を行った打者に罰則を科す方針を決めた。

12日付の時事通信などによると、NPBはスイング中にバットを手放し、他者を危険にさらす行為を「危険スイング」と定義し、この日から1軍・2軍公式戦で罰則規定を適用する。

危険スイングとは、打者が最後までバットを保持せず、スイング途中でバットを手放してしまう行為を指す。

今回の規定の特徴は、故意か過失かを問わない点にある。

危険スイングをしてもバットが他人に接触しなかった場合、審判は打者に警告を与える。

同一試合中に同じ打者が再び危険スイングを行った場合、審判は退場処分を命じる。

また、他者が回避できない状況でバットが直接当たった場合や、バットがダグアウト、報道カメラ席、観客席へ飛び込んだ場合には、即時退場となる。ただし、バント動作は対象外とされる。

事故は先月16日、東京・明治神宮野球場で行われた横浜DeNAベイスターズ対東京ヤクルトスワローズ戦で発生した。

8回裏、ヤクルトのホセ・オスナ内野手がスイング中にバットを手放し、飛んだバットが球審の川上拓人審判員の左側頭部を直撃した。

川上審判員はその場に倒れ込み、担架で運び出された後、病院へ搬送された。

頭蓋骨陥没骨折の手術を受けたものの、現在も意識不明の状態が続いている。

時事通信は、「今回のようにバットが真後ろへ飛ぶケースは異例だが、今季はスイング中に審判員や捕手が負傷する事例が相次いでいる」と伝えた。

NPBは今後、フォロースルーや折れたバットによる負傷事故についても処分対象に含めるか検討を続ける方針だ。

NPB野球規則委員会の山川誠司委員長は、「故意かミスかにかかわらず、バットを投げるように手放す行為は極めて危険だ」と指摘した。

そのうえで、「単に罰則を科すことが目的ではなく、打者には安全への意識をより高めてほしい」と語った。

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