プーチン氏が報復を警告…モスクワ空爆受け「大規模攻撃を継続」

ウクライナがロシアの首都モスクワに向けて大規模なドローン攻撃を行ったことを受け、ロシアはキーウへの報復攻撃を継続すると警告した。モスクワ中心部では大規模な爆発と黒煙が相次いで確認され、製油所や空港の運営にも影響が出た。
19日(現地時間)、米軍事専門メディアのウォー・ゾーン(TWZ)などによると、ウクライナは前日、モスクワとロシア各地を標的に数百機のドローンを投入したという。ロシア国防省は、ロシア全土でウクライナのドローン550機余りを撃墜したと主張した。
セルゲイ・ソビャーニン・モスクワ市長は、首都に接近していたドローン190機余りを防空システムが迎撃したと明らかにした。しかし、複数の機体がモスクワ中心部の奥深くまで侵入し、モスクワ南東部の製油所では大規模な爆発と火災が発生した。

インターネット上で公開された映像には、製油施設の上空に巨大な炎が立ち上り、黒煙が空を覆う様子が映っていた。一部の住民は当時の状況を「生き地獄」と表現した。
製油所への攻撃は2度目…空港や道路にも影響

攻撃を受けたモスクワの製油所は、首都圏にガソリンや軽油を供給する中核施設だ。今回の空爆で、原油精製設備とそれに接続する配管、貯蔵タンクなどが被害を受けたと伝えられている。この施設は3日前にもドローン攻撃を受け、一部の稼働を停止していた。
爆発の衝撃で、貯蔵タンクの屋根とみられる構造物が空中に吹き飛ばされる様子も確認された。ウォー・ゾーンは、ウクライナのドローンによる直接攻撃だけでなく、ロシアの防空ミサイルが施設周辺で爆発した可能性も指摘した。
ロシア軍と保安要員は、パーンツィリ短距離防空システムや携帯式地対空ミサイル、小銃まで投入し、低空飛行するドローンの迎撃に当たった。プロペラ式ドローンとジェット推進型の機体が同時に投入され、防空網に大きな負担を与えたとみられている。
空爆の影響で、モスクワ周辺の複数の空港では一時、航空機の運航が制限され、一部の道路も通行規制が敷かれた。現地メディアによると、子ども2人を含む17人が負傷した。
ロシア「大規模な集団攻撃を定期的に継続」

ロシアは直ちに報復を警告した。ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、ウラジーミル・プーチン大統領が先に下した指示に言及し、キーウに対する「大規模な集団攻撃を定期的に継続する」と明らかにした。
ラブロフ外相は、「最高司令官が任務を示し、ロシア軍はそれを遂行しており、今後も遂行し続ける」と強調した。プーチン大統領が今回の空爆直後に新たな指示を発表したわけではないが、ロシアが従来の報復方針を改めて打ち出し、追加空爆を予告した形だ。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、今回の攻撃について、ロシアによる最近の空爆への「正当な対応」だと主張した。これに先立ち、ロシアのドローン・ミサイル攻撃によって、キーウの歴史あるペチェールシク修道院などが被害を受けたとウクライナ側は明らかにした。
ウクライナは最近、ロシアの戦争資金と燃料供給を圧迫するため、製油所や貯蔵施設への攻撃を集中的に行っている。今回の空爆は、最前線から数百km離れた首都圏の中核施設に対しても攻撃が可能であることを誇示する形となった。
ロシアが大規模な報復を予告したことで、双方による長距離攻撃の応酬はさらに激化するとみられている。モスクワの防空網を突破した今回のドローン攻撃が、戦争の新たな局面を開く可能性があるとの見方も出ている。













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